今ちょっと指輪ミュージカルのCDにハマってます・・・今さらですが(汗)
いやー、トロントで舞台を観た時にも、音楽はいいんじゃないかなと思ってたんですが、1回さらっと聴いただけでは印象も薄くなりますよね。
それでもフロドとサムのNow and for Alwaysとか良かったという記憶はあるんですが・・・
改めてCDで聴いていたら、いや音楽なかなかいいよなあと。
ただ、このCDに入っている曲で歌ナンバーはだいたい網羅してたりして、全体として歌の占める割合は少ないんですよね。逆にインストは収録されてないものが多いと思います。
舞台を観てた時は、FotR部分はなかなか良かったんですが、TTT以降の脚本がうーん・・・だったもので、全体としての評価が今ひとつ、になってしまったのですが、こうして音楽だけ聴いているといいなあと思うし、観に行きたくなりますよね。一度観に行っているはずなのに・・・(笑)まあ、トロント版よりは良くなっていると思われますが・・・私が観たのしかもプレビューだったし。
改めて聴いていると、プロローグのメロディが後で戦闘シーンで出てきたりしていたりとか、テーマの繰り返しにも気がつくようになりますね。あのプロローグのメロディは何を表してるんだろうなあ? ホビット・・・ではないのかな?
ホビットたちのThe Road Goes onのメロディが出てくるところもあったりして。
The Road Goes onも、いいですねー。ここは舞台での演出もなかなか良かったんですが、曲だけで聴くとなお良いかも・・・(汗)
ガラドリエルの歌は随分イメージ違うような気がしてましたが、どうもトロントの人とロンドンのローラ・ミシェル・ケリーさんで歌い方がかなり違うので、イメージが違ったみたいで、同じ曲かなあという気がしてきました(汗)トロントの人、かなりエスニックで迫力のある感じだったんですよね。ローラ・ミシェル・ケリーさんは、パワーはあるけどきれいな歌い方ですよね。
でもローラ・ミシェル・ケリーさんの方が評判は良い・・・ロリアンのシーン、演出もかなり変わってるみたいなんで、かなりトロントとは違うかもしれませんね。ロープワーク?みたいなのもなかったし。
そして、フロドとサムが歌う、原作ではキリス・ウンゴルの階段にあたるシーンのNow and for Alwaysが、いいんですよね~。
舞台で観た時も泣けてしまったのですが、この曲、シンプルだけどなぜか涙腺を緩ませるんですよね・・・。ショアのInto the Westにも通じるものがあるような気がしますが、Into the Westは途中軽く転調したり、サビで盛り上がったりも地味ながらしてるんですが、この曲はそれもほとんどない・・・
それだけシンプルなのに、なぜか泣かせるんですよね。舞台で観た時は、このシーン自体が良いのかとも思ったんですが、CDで聴いていると、やっぱり曲がいいんだなあと思いました。
なんかフロドとサムが歌っていると思うだけでじわっと来る・・・。サムが歌っているところにフロドが重なってくるところとか、3コーラス目で今までサムが歌っていたところをフロドが歌いだすところとか、かなり来ます・・・
歌ってる内容も、感極まって盛り上がるとかじゃなくて、静かに暖かいからこそいいのかな・・・
なんか、このシンプルな曲が一番いいというのもどうなんだろうと思いますけど(汗)でも名曲かなあと思います。
「指輪」を音楽で表現するにあたって、二つの要素が必要だと前から思っていて、何度か書いたこともあります。ホビットが体現する平和で明るい部分と、エルフが体現する、中つ国の神秘的な部分と、この二つが両立する必要があると思います。
ドナルド・スワンの曲はホビット寄りすぎるし、トールキン・アンサンブルはホビットの曲もあるけれど、どちらかというとエルフ寄りの曲が得意・・・と、なかなかバランスをとるのは難しいようですね。
ハワード・ショアの映画サントラは見事にバランス取っていると思いますが。
指輪ミュージカルは、複数の作曲家を起用することで、そのあたりも上手くクリアしているんじゃないかなと思います。
なんかCDを聴いてたら、やっぱりロンドンに観に行かなきゃな・・・という気持ちが強くなりました。今年こそはついにイギリスに行くことになりそう・・・!?
でも、去年アメリカに行ってしまったことは後悔してないんですけどね。ショアの指揮を見られたし、クリーヴランド管のチャイ5良かったし、クローズする前にもう一度RENT観られたしで・・・
でも、今年こそは、LotRシンフォニーどこかであってもロンドンに行くぞ! と思ってます。今のところは。
・・・でもFotRコンサートとかやられたら行きたくなっちゃうかなあやっぱり・・・(汗)