角岸's blog (Kadogishi s' blog)

酒、酒&映画・・時事問題?

尖閣問題は道徳の問題。根拠のない言いがかりに屈せず堂々と日本の主張を!!

2012-10-01 14:44:29 | 時事問題
今日は長いですよ。

さて、道徳の問題です。

のび太君が持っている漫画本を、ジャイアンが「それはもともと俺のだからよこせ」となんの根拠もなく取り上げようとしています。
そして、のび太君に対していやがらせをする毎日。しかも、いつゲンコツ(暴力)が飛んでくるかわからい。



これは、どのように解決すべきでしょうか?下の2つから選びなさい。

1.どのようないやがらせにも屈せず、正々堂々と自分の主張を曲げない(殴られる可能性あり)。

2.嫌がらせは嫌なのでとりあえず、漫画本をわたす(更なる金銭要求の可能性あり)。

さて、この問いに2番目の解決策を提示する先生または、大人がいるでしょうか?
どのような強大な力がある相手でも、悪いことには悪いと教えるのが大人の役目でしょう。

ところが、最近の日本の一大事である尖閣問題に関して、中国に対して2番目の回答を提案する不道徳かつ破廉恥な論調がでてきました。

これは、某新聞の社説。呆れかえるばかりです。



さて、この社説では、

「暴徒化した群衆が日系スーパーやレストランを襲撃・略奪し、日本製品の不買運動や経済制裁が続き、民間交流も停止した。」 その原因が・・・・・

全部、石原都知事のせいだというのです。

はぁ? 中国人の襲撃、略奪、はたまた経済制裁などぜーんぶ中国人が一方的にやったことでしょう。こんなの子供でも解ります。

しかも、この後の尖閣問題の分析がまた酷い酷すぎます
なんと、全部中国の立場で書かれているという信じられない原因分析(中盤あたりからの赤線)が続くのです。

①(中国さまからみて)「領土問題を「棚上げ」するという「合意」に反する」
・・・・と書いてますが、この合意も真っ赤なウソ!! 新聞社がこんな嘘八百書いていいんでしょうか?
この「棚上げ論」もね、一方的に周恩来が言ったのであり、当時から日本は「領土問題は存在しない」という立場。これが真相です。

「中国側の(日本のへの)不信感」
・・・・と書いてますが、どこの国の新聞社なんでしょうか?

「(中国)国家元首の発言があっさりと無視され(中国が)面目を失った。」
・・・・と書いてますが、だからどこの国の新聞社なんでしょうか?

「(日本側が尖閣に)施設整備や自衛隊常駐に踏み切るのではないかと(中国側は)疑念が消えず」
・・・・と書いてますが、しつこいようですが、どこの国の新聞社なんでしょうか?

で、結局「(尖閣諸島の領有権がどちら側にあるか)棚上げ以外道はない。」と結論付けています。

もうお分かりでしょうが、この社説は中国の国益を守るためだけに書かれています。

そもそも、自国の領土を切り売りしてまで、中国と仲良くするメリットとは一体何なんでしょうか?

中国は、日本からの部品を買って、中国で組み立て、欧米に売って成立っている国です。

従って、経済的面では(長期的にみれば)日本は中国が無くとも困りませんが、中国は日本が無ければ相当困るのです。

↓↓↓前にも書きましたが、対中国貿易は、GDP比で3%そこそこしかありません。
http://pub.ne.jp/gwnhy613/?daily_id=20120920


無傷と言うわけにはいきませんが、それほど深手ではありません。
なので、日本は今の中国の「経済制裁」とやらをニヤニヤしてみてれば良いのです。
それがそのまま、ブーメランのように連中の首を絞めるのですから。

それにね、そんなに中国様が領土問題を解決したいなら、さっさと国連の司法裁判所に訴え出れば良いだけのことです。

日本も、「竹島問題」で韓国を訴えましたが、ことこの「尖閣問題」では「領土問題は存在しない」というのが日本の立場なので、日本側からは訴えられないんですね。

訴えられたら、日本も裁判所で堂々と論戦できるでしょ。

しかし、中国はおそらくこの「司法裁判所」で白黒決着つける手は選ばないと思います。

なにしろ、尖閣諸島が中国の領土である論理的な証拠がなーんにも無いんですから。

韓国にしろ、中国にしろ第三者の裁判所で戦いたくないのは「うしろめたい」ところがあるからです。

なので、この尖閣問題は日中2国間で「領土問題が存在する」ことでは合意せず、上手く司法裁判所へ訴えさせるよう誘導すべきでしょう。

しかし、中国はジャイアンのように、力技の圧力で日本を屈服させようとしてくるでしょうし、現にしています。

圧力をかけ続ければ、必ず日本が譲歩すると読んでいるんです。

断言できますが、長期戦になればなるほど、中国の方が不利になっていきます。

目先の小金に目がくらみ、我等の先人が守ってきたものを差し出すことなど言語道断です!!



ボロボロになっても守らなけらばならないことがあるのです。
で、なければ百年後の子孫から、我々の世代は卑しい日本人として嘲けられるのですから。