JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

くだらない話は夢だけにしろ

2008年09月06日 | p-r

連日連夜「角界の大麻騒動」と「自民党総裁選」の報道で明け暮れる毎日、どうにも鼻について鼻について、どちらも結果報道で充分だと考える私はおかしいんでありましょうか?

そんなつまんない話は置いておいて、
今朝起きて顔を洗っていると、
「何わけのわかんない鼻歌唄ってんの?!」
私はどうも昔から無意識に「♪ンンンンン~~~」ってやる癖があるようで、特に疲れている朝なんかに出やすいというじつにやっかいな病気持ちなのであります。(笑)
不思議ですよねぇ、他人(ひと)に言われて始めて「あっ俺歌ってた」みたいな、曲目もまったくの無意識で、気が付くと「何で俺こんな曲歌ってんだ?」なんてね。

今朝私が口ずさんでいたのは「GET ME TO THE CHURCH ON TIME」そう、映画『マイ・フェア・レディ』で、口八丁のオヤジ(スタンリー・ハロウェイ)が結婚式に向かう前に酒を飲みながら歌っているあれです。
もちろん歌詞が分かるわけもなく、ミュージカルや映画のその曲というより、やはりシェリー・マンの「MY FAIR LADY」の調子なのですがね。

ここで不思議なのは、その曲が無意識に頭に浮かぶ理由が分からないことです。
昨夜聴いていたわけでもないんですよ。もちろん映画だって少なくとも一年以上は観ていないし、シェリー・マンのそれだってずいぶん聴いてません。なのに何故、今朝?

みなさんもそんな事ってあります?
じつをいうと、私の『鼻歌』はこの手の謎の歌が非常に多いのです。
そして、一度その曲に気付くと耳から離れず、手元にあれば聴かずにはいられなくなるという・・・・・・
しかるに(そんな意気込む事じゃないんですけど)、今朝も一番にターンテーブルへご招待したのはシェリー・マンになりました。

こんなことあまり深く考えたことは無かったのですが、今朝は「何故?マイ・フェア・レディ?」というのが気になって仕方がありません。珈琲を飲みながら「MY FAIR LADY」を聴きつつの自問自答です。
「何でマイ・フェアレディだぁ????・・・・・あっ!思い出した!今朝方、SNさんの夢見たからだぁ!!!!」
そうでした、そうでした、今朝見ていた夢にSNさんが確かにご出演されていたことをかすかですが覚えています。
SNさんというのは、私がジャズ喫茶でアルバイトをしていた時代の常連さんで、何故か酒が入ると「MY FAIR LADY」を聴きたがるオッサン(失礼)だったのであります。『鼻歌』の謎は解けました。
しかし、
「でも、なんで、SNさんなんて夢に出てきたんだぁ???????」
という新たな謎が!
なにしろ夢の内容を良く覚えてないんですよねぇ・・・・それに、SNさんの記憶なんて存在すら忘れていたくらい古いもので、夢に出てくる理由が分からない。

今も「GET ME TO THE CHURCH ON TIME」を鼻歌で口ずさみながら、今朝見た夢をなんとか思い出そうと苦悩するバブでありました。とさ。

えっ?「角界の大麻騒動」や「自民党総裁選」より、もっとくだらないどうでもいい話だったって?
そうかなぁ、今の私にとっては「角界の大麻騒動」や「自民党総裁選」なんてぇ話題は、そんなくだらない話以下のもののような気がしてならないのですが。

あっ!こんだけの長文で狙いはただ一つ『皮肉』だって分かってくれたあなた、あなたはとても良い人ですねぇ、明日の朝はあなたの夢を見て鼻歌を選曲することにしましょう。

さて、今日の一枚は、そんなこんなでシェリー・マン・・・・じゃなく、フレディ・レッドです。(笑)

バップコンボを数多く渡り歩いたフレディも、結局はヨーロッパ逃避組となり(これもまた他のミュージシャンに多くある再帰国という道を歩みますが)、フランス人ミュージシャンと残したのがこのアルバム。

もともと「ダンダーン」っとただ叩きつけるようなタッチだけが特徴だと思っていたフレディも、「THE MUSIC FROM THE CONNECTION」では「ジャッキー・マクリーンが共演だから、こんな感じになったのか」なんて思い、さらにこのアルバムで「技術的な事であって、じつは根底に流れる叙情性があるんだ」と感じさせてくれる、そんな一枚だと思います。

なにしろ、曲が良いですよねぇ、彼の作曲力はミュージカル「THE CONNECTION」以降、誰しもが認めるところですが、ここでのオリジナルもさすがとうなずかされるものがあります。(全曲オリジナル)

残念なのは、途中で曲調が変わるあたり、若干ベースとドラムがついて行っていないようなところかなぁ、でもじつに魅力的な一枚だと思います。

あっ!明日の朝はフレディのあのなんとも言えない優しそうな笑顔が、夢に出てくるかもしれません。
となると『鼻歌』は「TO BUD WITH LOVE」かな?(笑)

UNDER PARIS SKIES / FREDDIE REDD
1971年6月26, 29日録音
FREDDIE REDD(p) DIDIER LEVALLET(b) DIDIER CARLIER(ds)

1.DIANE I LOVE YOU
2.BLEEKER STREET BLUES
3.TO BUD WITH LOVE
4.THIS HEART IS MINE
5.YOU
6.MY GOD IS LOVE