JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

ぽんぽこぽんのぽん

2008年09月22日 | m-o

朝日新聞日曜版の『be』を読んでいたら、以前も紹介したシリーズ記事「日曜何とか学」での話題が取り上げられていました。
「永田町にも仲間がおってさ」題名が洒落ておりますが(笑)

そういえば「都内で野生の狸が増えている」的なことをよく聞きますよね。記事によれば、第一に野犬や野良犬の減少で天敵がいなくなったこと、第二に雑食性の狸にとって都心はいわばグルメスポットとなっている、この二つが大きな要因なんだそうで、過去にあった都会烏の増加やネズミの異常繁殖等々と類似する点が多いようです。
宮崎アニメ『平成狸ぽんぽこ』に描かれていた狸たちがそうであったように、シティー派狸はしたたかに生き延びている、いやそれどころか、シティーライフを満喫しているのかもしれません。

 ♪ 証 証 証城寺 証城寺の庭は
   ツ ツ 月夜だ みんな出て 来い来い来い
   おいらの友達ァ ぽんぽこ ぽんの ぽん

   負けるな 負けるな 和尚さんに 負けるな
   来い 来い 来い 来い 来い 来い
   みんな出て 来い来い来い ♪

といえばどうしてもこの野口雨情の童謡「証城寺の狸囃子」が頭に浮かんでくるのは、年代のせい????そんなこたぁありませんよねぇ、みなさんもそうでしょ?
年代で言わせてもらえば、あたしなんざぁ

 ♪ しょ しょ (ピー)女じゃない 処(ピー)じゃない証拠には
 ツ ツ (ピー)のものが 三ヶ月もナイナイナイ・・・・・♪

「おいおい、それは違うだろ」
失礼しました。こんな春歌も頭に浮かんでは来るのですが、そうじゃなくて
小さいときに、ペギー葉山が司会か何かで子供向けにやっていたNHKの歌番組で聴いた同曲や、クレージー・キャッツの同曲なんかを思い出します。
おっともう一つ、これは年代的には私よりずいぶん前になるのでしょうけど、アーサー・キットの「Sho-jo-ji」も何故か耳に残っています。
 ♪ チキリキ チッチ チッチッチー ・・・・・♪
「そりぁどう考えても中国だって」っていうイントロで始まるあれです。

あれ?アーサー・キットを知らないって方いらっしゃいます?
ほら、最近の映画にもちょい役で出てたりしますし、私的にはナット・キング・コールの「セント・ルイス・ブルース」っていう映画(これはとんでもなく古いですが)、あのアーサー・キットがすぐ目に浮かびます。(腰クネクネの「ウシュクダラ」もいいけど・・ンンンン)

ん?何の話でしたっけ?(話が飛ぶのは、毎度のことですね)
そうそう、
私的には「シティー派狸が爆発的に繁殖して、今度は駆除騒ぎ」なんていう事にならないよう祈るばかりです。増えすぎたニホンカモシカのように、奈良の鹿のように・・・・・全て原因は人間ですものねぇ、「『狸汁』にして喰っちめぇばいいや」ってなもんじゃありませんよ。
おっと、ちなみに同記事によりますと『狸汁』に使われる肉は、一般に狸ではなくアナグマのものだそうですからお間違えの無いように。

さて、今日の一枚は、久々のボーカルものアニタ・オディです。
私は二枚しか持っていなかったアニタ、こりゃイカンとこのアルバムを仕入れたのは、彼女が亡くなって半年後くらいだったでしょうか、やっぱり彼女の声は魅力的ですね。

「暑さ寒さも彼岸まで」
彼岸を迎えていよいよ秋も深まってこようかというこの時期「初秋(EARLY AUTUMN)」なんてピッタリの選曲じゃありやせんか。(笑)
「しっとりとろり」と歌ってるわりにはいやらしさがなくて、「私でも食べられる大人のスイーツ」みたいな。いいですねぇ、男も女もしつこいのは嫌われるから・・・・(あんたもね。)

名バンドの代表曲を集めたこのアルバム、入手後は気に入ってしょっちゅう聴いている一枚になりました。

ANITA SINGS THE WINNERS / ANITA O'DAY
1958年4月2,3日録音
ANITA O'DAY(vo)
MARTY PAICH Orchestra[1~6] RUSS GARCIA Orchestra[7~12]

1.TAKE THE A TRAIN
2.TENDERLY
3.NIGHT IN TUNISIA
4.FOUR
5.EARLY AUTUMN
6.FOUR BROTHERS
7.SING SING SING
8.MY FUNNY VALENTINE
9.FRENESI
10.BODY AND SOUL
11.WHAT'S YOUR STORY MORNING GLORY
12.PEANUT VENDOR