正月は何処へ行くでもなく、毎日食って飲んで寝て過ごす堕落した生活をしていたが、いよいよ明日から仕事の最終日は、外の空気を吸いたくて近郊の山へ冬景色を味わいに出かけてみた。
道中オーストラリア出身の若手jazzボーカリスト、Briana Cowlishawを聴きながらのドライブ。有名なGretchen Parlatoのような聴きやすい新鋭アーティスト。
市街地はほとんど雪が無い状態でも、山中に入ると20㎝ほどの積雪がある。今冬は雪不足でスキー場も苦慮しているようだ。
40分ほどで目的地へ到着。吹雪になったり陽が射したりで天気はコロコロ変わる。もちろん誰も居ない。(笑)
先ずは殿渕、渓谷に造られた深渕が深々とした色の水を湛えている。
殿渕から少しの間、歩経路が整備されており遡上する。
100mほどで伏神の滝。冬期でも水流は衰えることなく、勢いよく流れ続けている。
渓谷は瀞や平坦なところでは流れが緩やかで静謐な印象。
流れの緩いところではその透明感に驚かされる。もしかして雪で落ち葉や浸食土などが覆い隠され、川ヘの流入が減るからなのかもしれない。
湧水「せせらぎの里 清水」も凍て付いて滞ることもなく流れ続けている。
以前は山で沢水や湧水を躊躇うこと無く飲んでいたのが、昨年ピロリ菌の除菌治療を行った経緯があり、それからは残念だが自然界の生水を飲むことはやめにした。
NANGAのTAKIBIダウンジャケットとGRIPSWANYの裏打ちFleeceのパンツ。双方ともファイアープロテクト素材で焚き火には強いらしいが反面、雨や雪にはコットンという素材上適応能力は低い。
雪の自然界へ入るには、コットンのキャンプ用ウェアより化学繊維の山用ウェアが適している。防水、防風、保温、軽量、ストレッチ性など全てにおいて優位。反面、山用のウェアはどうしてもエマージェンシー対策で発色が良いものが多く、街で着るにはさすがに憚られる。
今日の格好、オリーブ色づくめでとにかく地味。そこいらにいるオッチャンと何ら変わらない。ていうか"変わらない"じゃなくてオッチャンそのもの。(笑)