ここ数日天気が続いて気温も上がってきたので、いつものキャンプ場へお昼ご飯を食べに出かけた。
道具はいつもの要領でソリで運ぶ。少しは慣れてきたせいか先日よりはいくらか楽だった。今日はHelinoxのタクティカルを選択。このチェア、オプションで脚に取り付けるゴムだけで5,000円もする。なんてボリだと思っていたら、雪上では脚が埋まって安定しない。なるほど...と納得。でも多分買わないだろう。
ミニマルワークスのインディアンハンガーが有名なギアの吊り下げハンガーはアマゾンで中国製のものを3,000円程で購入。
アルミ製で軽量コンパクト。しかもケース付なのでブランドにこだわらなければこれで十分。
中国製灯油ストーブでちびパンを使ってソーセージを焼く。
今日の昼食は焼いたソーセージとサラダ、おにぎり、カップスープと結構満腹になった。
食後にククサでコーヒーを淹れた。北欧製の白樺の瘤で作られた本物のククサは高価なので、比較的安価なものを入手。全体をサンドペーパーで磨き余計な塗料を落としてから洗って乾燥させ、最後にクルミ油を擦り込む。ダッジオーブンのブラックポッドみたいに育てていきたい。
火熾しはフェザースティックとファイヤースチールでやったらカッコいいのはもちろんだけど、それだけの労力をかける気がしない。100均のアルコールジェルを焚き木に塗り込んでチャッカマンで点火する根っからの無精者。(嘲)
焚き火をすると衣服に匂いがつくし、火の粉が飛んでダウンに穴が開いた..なんてことがありそうなので、焚き火用のポンチョを2年前に購入。GripSwanyの難燃素材で今回が初めての着用。着てみた感想は、どこが袖だかわからなくて着にくいし、体にフィットしていないから裾がガバガバでとにかくジャマの一言。⤵
NorthFaceのパーカーとGripSwanyのコットンビーニー、Kavuのサングラスで雪目対策。
この後突然の腹痛に襲われ道具類をそのままに車まで走って乗車。近くのキャンプ場の管理棟に駆け込みギリギリ間一髪だった。パーカー1枚でいたせいか、お腹が冷えてしまった?
昨年タープに蚊取り線香で穴をあけてしまったのと、チェアの番の部分が破損したのでSnowPeakに修理に出してみた。まずは修理専用のサイトから修理個所や見積もり依頼などの必要事項を入力して先方からの連絡を待つ。連絡が来たら送料着払いで製品を送る。
ヘキサタープPro.Mの修理は2週間ほどで出来上がり、見ての通り修理個所がわからないほど完璧に仕上がっていた。そして驚くことに費用は往復の送料を含んでなんと3,300円。送料を差し引くと修理代はほぼかかっていないことになる。
つづいてFDチェアワイドRDは折りたたむフレームの稼働部分の金属部品が壊れてしまったもので、この修理には約3か月ほど費やしてしまった。忘れた頃に連絡があり、なんとこちらは修理費用とさらに往復の送料が無料!
さすがSnowPeak!時間はかかったが素晴らしい対応に感謝感激。
人気急上昇中のヒルバーグやノルディスク、テンティピやヘルスポー等々の外国製テントは、正規代理店からの購入だとアフターが見込めるが、平行輸入品は修理代が高額でしかも時間がかかるなどのリスクがある。
やはりMade In Japanの信頼性は揺るぎない。
ほとんども運動せずに家でも勤務先でもPCの前に座りっきりの毎日で、だんだん体の調子が悪くなってきた。山はさすがにハードすぎで足が向かず、2年ぶりに仁別のサイクングロードの散策に出かけた。
今冬は暮れから正月にかけて積雪が多かったものの、 2月に入ってからは比較的気温が高かく雪は少なめと判断し、輪かんとlowaの冬季登山靴をチョイス。
13時50分に植物園の駐車場を出発。雪は少なめだったが、脚が動かず一つ目の魚止めまで結構な時間を要した。
大きなつららが道端にぶら下がっていた。
おおよそ中間地点と思われる務沢水位観測所には14時 50分に到着。出足の時間が遅かったから「国民の森」迄は無理だろうと思っていたが、多少暗くなっても18時まで帰れれば雪明りで何とかなるだろうと前に進むことに。
いつもの雪崩れた個所をやり過ごす。しばらくはスノーシューの跡も見られたが、この辺になると動物の足跡だけでもちろん誰も居ない。
一昨年よりはいくらか積雪も少なめ。去年は今年よりもさらに少なかったと思う。
看板の足が大きく拉げている。雪崩れか?落石か?
15時50分ようやく国民の森へ到着。ちょうど2時間かかった勘定。
暗くなってしまうので写真撮りもそこそこに大急ぎで引き返す。
ザックの中は雨具とカメラとお茶だけ。雪の中でこのくらいの距離を歩くなら、チョコや飴など少しでも行動食を携行すべき。帰途後半では腹が空いて脚が上がらなかった。
ヘロヘロ状態で駐車場に着いたのは17時50分。あたりはすっかり暗くなっていた。
万歩計は14,000歩、明後日訪れるであろう筋肉痛が怖い。(笑)
去年とは打って変わって寒さの厳しい冬で家に籠っていたのだけど、外の空気を吸いたくて、近場のキャンプ場にハイキングに出かけた。
ソロのディキャンプだから荷物は極力控えめにしたつもり。
それでもソリに積み込むと結構な重量になる。JETSLEDの一番小さいジュニアサイズでも満載するとこの重さ。大きなサイズは極地探検用で腰に紐を取り付けるヒッチが必要になる。
雪上を引っ張るのにはかなりの力が必要。昨年末から酒ばかり飲んでろくな運動もしていないから距離は短いが息が上がり汗だくとなる。キャンプなど荷物を満載する際はこのカバーの取り付けが必須となる。
雪をスコップで均して設営。今日は陽気がいいのでテントやタープは張らずも、強力な日差しで日焼け止めが必要なほど。
今回初登場のハンギングラックのショート丈。いろんなものをぶら下げて悦に入る。
今流行の「アシモクラフト」の木製の取っ手はお洒落でも高価だから、そこまで拘れない。
笑sの焚火台は小型でも小気味よく燃えてくれる。最近ではガレージメーカーが色々な焚火台を作っていて大人気だ。ソロキャンパーに人気のピコグリルもパチモンが横行しているし、ソロストーブレンジャーも使ってみたい焚火台の一つ。
暫く使っていなかった檜の薪割り台が乾燥のせいか割れてしまった。ホームセンターで小さな鎹を買って打ち込み、針金で縛って応急措置。何時までもつか?
陽が燦々と降り注ぎ、静かで物音一つしない。気持ちが良すぎて、うたた寝してしまう程、2月にしては珍しい天気だ。
真冬なのに日よけにKavuのチルバハットが活躍。もちろん上着は必要なくKavuのパーカーで事足りる。
husqvarnaの手斧を初めて使ってみた。大きな薪には一撃で使いやすいけれど、薪を小さくしていくには鉈の方がいい。ギア類を吊るす皮ひもを探したが、適当なものが無く手兼Xで買った厚皮の切れ端を切って紐にした。
以前拾った湿気でカビだらの薪をくべたら燃えがイマイチで、ファイヤーブラスター(火吹き棒)は侮っていたが効果覿面だった。
出かけるのが暫らくぶりになったのはもう一つ理由があったから。
正月明けの4日に実兄が逝ってしまった。離れて暮らしていたが二人兄弟だったので、もう逢うことが叶わぬと思うと正直悲しい。
5歳年上の洋楽好きの兄からは幼少期から色々な影響を受けた。
小6でウッドストックを映画館で見て、ジミヘンやジャニスジョップリン、クリーム、グランドファンク、ツェッペリンなどを聴き漁った。
学校ではCCRやCSN&Y、ハミルトンジョーフランク&レイノルズなど長文のバンド名を得意げに喋ってたことが思い起こされる。
兄は隣県でペンションや農家レストランなどを営み、傍ら北欧の家具や住宅の輸入なども手掛けていた。その頃はデンマークやスゥエーデンなど北欧の国々も数多く出かけていて、精力的に活動していたが、やがて病魔に侵されついには力尽きてしまった。
かつてトリオレコードからECMというレーベルでGary Burton、Chick Corea、Keith Jarrettなど名だたるアーチストが知的で静謐な印象のjazzを演奏していた。
兄が好んだjazzを奏でたALTEC620aモニターやLAXMANの真空管アンプ、Garrardのターンテーブルは今も兄の自宅で静かに佇んでいる。
そんなChick Coreaもつい先達て亡くなってしまった。