2007年5月以来、12年ぶりの岩手山。2004年に1度登った御神坂口より午前8時30分登行開始。
今年は春から1度も登山をせず、運動らしい運動もしていないのに、いきなり2000メートル級の山は敷居が高いと感じてはいたが、やはり案じた通りであった。
12年間の体力の衰えをもろに実感することになった。
頂上まで3時間半くらいで行けるだろうとタカをくくっていたら、鬼ケ城分岐までなんと4時間30分も費やし、結局ここでもう足が上がらず、不動平避難小屋を目前にして頂上まであと少しの所で断念。
山頂は秋晴れの好天で、多くの登山客が登頂していた。
馬返しコース方面に遠く8合目避難小屋が見える。
こちらのコースにしておけば良かったと後悔しても後の祭り。
西南の方向には秋田駒ヶ岳、乳頭山がすぐそばに見える。
写真ではわかりづらいが遠く鳥海山も見ることが出来た。
そして南東の方向には早池峰山も。
山の中腹まですでに紅葉は終わっている。山肌に落葉した白い枝が一面に生えていて、ブナ林とはまた違う不思議な景観だ。
これがその木の正体。幹は細くて白く、枝が細く張り出している。白樺の一種か?
この辺が紅葉と落葉の境目。
山麓は紅葉が真っ盛り。林間は台風の影響か多数の当リが見られた。
当日のGPSデータ。スマホのアプリでは歩行数が28,902歩、距離にして約21.6km。
午後1時に断念し引き返すも結局駐車場へ着いたのが16時40分。下りでも3時間30分以上かかっている。股関節と足裏が痛くて踏ん張りがきかず、山麓の林間コースがこれほど長く感じたのは多分そのせいもあったと思う。
思えば2004年10月に単独でこのコースを登った時は、頂上付近で日没となり、頼りのヘッデンを忘れたことに気づき、愕然としたことを思い出す。おまけに携帯電話もバッテリー切れで、自宅にも連絡がつかないという2重苦のなか、真っ暗闇の登山道を手探りで下った苦い経験が蘇る。ボロボロになりながら麓に着いたのはなんと午後11時30分であった。
必死になって登っているところを軽々と4人の登山客に追い越された。またすれ違う人達も全てソロの男性で、一見してかなりの経験者風、そしてアスリート系の若者、はたまたトレラン志向の人と、最近では半端なトレッカーの自分とは一線を画す猛者達であった。
翌々日の筋肉痛は想像を超えるものがあり、特に階段の上り下りが本当にツライ。
そしてもう一つの災難は、山の駐車場からおびただしい数のカメムシを車に乗せて帰って来てしまったこと。
車の内外に群がる数えきれないカメムシが、昼となく夜となく、ガムテープで取っても取っても現れる。
無尽蔵ともいえるこの状況は一体何なんだ?孵化してるのか?
猛烈な匂いと群がるカメムシにトラウマになりそう。
誰か助けて!
体育の日の祝日、娘と「なべっこ」に出かけた。祝日とあってキャンプ場はキャンパーや「なべっこ」組など大勢のハイカーで賑わっていた。出し物は最初から「きりたんぽ」と決めていたので道具も必要最低限に。
まずはガソリンバーナーでだし汁を沸騰させ鶏肉とゴボウを放り込み、ちょっ弱火にしてからマイタケを入れる。
次にファイアグリルで炭火を熾し、トライポッドに鍋を移す。
再度沸騰したら、しらたき、なめこ、きりたんぽ、ネギ、最後にセリを入れて一煮立ちしたら鍋を火から遠ざけて出来上がり。新米のきりたんぽが香ばしくとても美味しかった。
(なめこが多い割にネギが少なすぎ)
オリーブのパンツとブラウンのジャケットはGripSwany、サンダルはカモ柄のkeenYogui。
最近オックスフォード生地のヘビーさが重荷になってきた。厚くてゴワつくし、伸縮しないので長時間着ていると疲れてくる。
材木をモチーフにしたクッション。娘に無駄なものに金を使うと窘められた。(笑)
受付で今日は企業や団体客が2組入っていると知らされた。このキャンプ場にこんなに人が居るのを初めて見た。昭和の頃は企業でもレクリェーションの一環で花見や「なべっこ」を恒例の行事として行っていた。そういえば若い頃に勤務していた会社の「なべっこ」で泥酔し、先輩社員に両肩を支えられ自宅に送られたことがあった。
東北の太平洋側や関東甲信越地方では台風の被害が甚大で、多くの方々が亡くなられた。一方秋田は毎月のように押し寄せる台風の被害も殆ど無く、台風直後なのにこんなに平和で申し訳ないとさえ思ってしまう。
来年は子供たち二人が東京に就職することが決まっている。天災も無く、自然に恵まれたこんな魅力的な土地が若い人たちの流出で、人口減になっていくのは寂しい限り。国政や自治体はもっと地方再生に力を入れて、少しでも過疎化に歯止めをかけてもらいたい。
休日に五能線沿線へ1人ドライブに出かけた。本当に久しぶりにやって来た感で、おそらく20年ぶり位になるのではないか?途中雨が激しく能代のあたりでは土砂降りであった。
ウェスパ椿山は以前来た時よりも施設が多くなっていて、蒸気機関車なども展示されていた。平日で悪天候のためか閑散としていた。
このコテージは以前と変わらずお洒落な雰囲気で、当時いつか泊まってみたいと思ったことが蘇る。
花のコテージと島のコテージに分かれており、海に近いこちらは島のコテージ。オーシャンビューにお洒落なコテージが立ち並ぶ景色はまるで外国のリゾートのよう。
当時、施設内で「鍋石温泉」を発見。どうしても入りたくてタオルなしで入浴した記憶がある。
何故かあの頃の事が鮮明に思い返される。懐かしいなぁ...若かったなぁ...
ここまで来たら不老不死温泉に入って行こうと思い立ち、ホテルの前まで来たのだが、夕方実家の送迎を頼まれていたことを思い出し、やむなく断念した。