アナログプレーヤーの3台目がこのLUXMANのフルオートプレーヤーPD-291。
一見してターンテーブルの厚さとストレートアームの形容から高級機と思いきや、実は
LUXMANにしては珍しい?エントリーモデル。
若かりし頃マイクロのDD7を使用していたが、訳ありで手放すことに。代わりに購入した
のがこのプレーヤーで、既に購入してから35年は経過しているのに普及機とはいえ、その
耐久性からして、やはりLUXMANの品質の良さだと思っている。
写真はOrtfonのMC10markⅡ。重いDL-103用にアームに追加ウェイトを付けているので、
軽いMC10用対策にヘッドシェルに錘を載せている。
こちらはDL-103。スタビライザーはAUDIOCRAFT / SD-33で重さはなんと730gもある。
QL-Y33Fの経験から古いDDモーターに負担がかからなければと思っている。
フォノイコライザーはCambridgeAudioのSOLO。繊細な日本製のAT-PEQ20よりも太くて
濃い音がする。昇圧トランスはDL-103にはこのDENON AU-300LCを使っている。
両者のマッチングはなかなか良く、MCの良質な高域に身厚な中低域がバランス良く表現
されている。
OrtfonにはSTM-72(左)を使っていて、この昇圧トランスはトランスのみの仕様なのでアー
スが取れない分ハムが乗ってしまう欠点がある。それでもデメリットを補うだけのパンチが
あって躍動感漲る音がする。
真空管をオブジェとして飾っている。LEDなどで灯りが灯ればより雰囲気が増すだろう。
施設にいる高齢の母を想うとやるせない。去年まではコーラスをやったり、庭木の手入れ
をしたり気丈に振る舞っていただけに戸惑うばかりだ。
人はみな年老いて枯れてやがては朽ちていく。命あるものの宿命で誰もそれを避けては通
れない。解かっていても日に日に年老いてく親を見るに忍びない日々が続く。
そんなことから山やキャンプなどの行楽には足が向かず、最近は運動不足と酒量の増加に
陥っている。(落⤵)