クマの出没が相次ぐ中、比較的人が入っていそうな山ということでギリギリまで迷ったが、乳頭山へ登ることにした。案の定、孫六温泉の上り口には「クマ注意!」の立て看板が...
早速熊鈴を付けて登り始めるも昨夜の深酒がたたり足が重い。
熊が気になったのは最初の一汗までで、それ以後は下山者とすれ違ったりで全く気にならなかった、というか気にする余裕が無かったと言うべき。
ちょうど去年の今頃、登山道を間違えて藪に入ってしまった所。
間違えそうもない所なのに何故?馬鹿としか言いようがない!
花はあらかた終わっている様子でも例年通りニッコウキスゲが優しく迎えてくれた。
約2時間ほどで頂上へ。先行者がいたので頂上直下での写真撮影。岩手山方向を望む。
結局この日は10人ほどの登山者を見かけた。熊の出没が騒がれていても登山者にはあまり影響が無いようで少し安心した。
笊森山後方に高倉山など岩手の山々を望む。時間があれば千沼ケ原まで足を延ばしたかったのだが、二日酔いの上に膝に不安を抱えていたので今日はあきらめることに。
田代岱避難小屋で昼食タイム。それでもビールを飲む自分に乾杯!
小屋の中はハエがうるさくて閉口。この時期は小巻の蚊取り線香を携行すると虫対策に重宝する。
田代岱湿原でセルフタイマー。手のやり場がワンパなのでチョイピース(笑)。
山の写真というのはドピーカンより雲があったほうが断然シマる、というか絵になる。もちろん被写体は別にしての話。
膝が心配だったのでTNFのサポートタイツを履いた。サポートタイツにはショーパンが合う。TERNUAのショーパン、MHWのTシャツと青ずくめ。ハットはORの涼しげでUVカットのもの。
やはりタイツの効果は絶大で右膝も問題なく歩き切ることができた。枯葉や木屑が靴の中に入ってしまうのが難点だが、しばらくはタイツを履いての山登りとなりそうだ。
先回の返品で入手できなかったLAXMANのプリアンプが同シリーズのパワーアンプと対で出品されていたので思い切ってセットで落札してしまった。
今回のプリアンプはとにかくボリュームのガリがひどくてツィーターが壊れるんじゃあないかと思うくらいの状態であった。それ以外の不具合は無いのだけれど、ボリュームの清掃だけは必須と思い分解を試みるも、シロウトには前面パネルの取り外しすら要領を得ず、改善はされていない。
これほど強固なガリはおそらく内部が錆びついていることが原因だろう。
同じ機種であっても前回のアンプより後期のタイプのようで例のモジュールの形状が密閉式ではなく基盤が露出していて、フラットアンプ側2個とフォノイコライザー側1個の前機より1個減って3個が目視できた。ボリュームは前機種の段階型に代わってフラット型になっていた。内部は埃も少なく大変いい状態、ボリュームの重度なガリだけが残念。
パワーアンプは外観に結構傷があったが、機能に関しては全く問題がなく内部も非常にキレイな状態で、所有の同機器と全く遜色がない良い音を奏でている。(写真背面)これらの機器はSONYの38㎝ウーファーのフロア型スピーカーに繋いでいる。メーターのランプは明るくLED球に交換されているようで前機器よりメーターの反応も明らかに良く改善されているようだ。。
昭和の往年の銘機が故障もなく今だ良い音を奏でている。今から40年も前に当時の販売価格がセットで40万円を超える価格帯...
今同じものを作ると一体いくらになるのだろうか。
選りすぐりの研究者たちによるディスクリート回路設計、名石と言われたパワートランジスタ群、重厚な低音を捻り出す巨大なトランス類等々...
日本コロムビア、DENONが初めて開発したトランジスタのセパレートアンプ、当時の音らしく少し控えめで管球式アンプのような優しい音がする。RCAケーブル類を少し派手目なものを使用。DIATONEの30㎝ウーファーのかなり古いスピーカーで1950~60年代のハードパップを聴くと雰囲気抜群。
寄る波年に勝てずで最近このスピーカーにもFostexのスーパーツィーターを載せた。
パワーアンプのメーターにはやはり惹かれるものがある。若かりし頃はこの手の重量級アンプは高価で全く手が出なかった。(今も新品は無理)大きなメーターの針が振れる様子を見ていると、つい当時の事が思い出され時代を超えたロマンを感じる。
すでに1台所有しているLUXMANの同じプリアンプ、音がいいので追加でもう1台入手してしまった。
外観もほどほどキレイで内部の埃も少なく接点不良もほとんどなかった。そこそこの値段ではあったが良品を入手できて大いに喜んだ。外観の磨き上げと端子の垢とり、内部の埃除去、接点の清掃などを済ませ、試験用の簡易システムにつないで音出し。特に問題がなかったのでメインのシステムにつないでみた。案の定つややかで音に力があり手持ちの機器と同様なかなか良い音がする。
申し分ない音で悦に入ったのもつかの間、右側のスピーカーからブーンというノイズが出始めた。慌てて電源を落とし各スィッチ類に接触不良がないかを点検するも原因はつかめない。古い機器でしばらく通電しなかったものは経験上、復調するまである程度のエージングが必要という感があるので、念のため一晩電源を入れっぱなしにしてみたが改善はされなかった。
この機器特有の部品であるモジュールがイカレたのかもしれない。ネットで情報を見るとこの機器はこのモジュールの故障が圧倒的に多くメーカーでも修理不能ならしい。修理業者によってはこの部品を独自に作成しているところもあるとのこと。
万策尽きて出品者の大手中古業者にメールで内容を連絡。早速返信に謝罪と返品受付の内容が記載されていた。その後すぐに担当者から電話があり、故障状況の説明と返品対応の説明と丁寧で的確な対応に驚いた。ジャンク品ではなかったのである程度の対応はしてもらえるとは思っていたが、まさに完璧な対応であった。気に入った機器だったので惜しい気持ちはあったが次の機会にと思って着払いで返品、数日後に落札金額がしっかり口座に振り込まれていた。さすが大手の対応と頭が下がる思い(多分赤字)であった。中古品の売買は本当に難しいと思うがリスク以上の利益があるから成り立っているのだろう。
どうしてもプリアンプが1台欲しくて次に入手したのがAccuphaseのもの。発売当時200,000円の高級機でプリアンプなのに重さも14㎏ある。同様の機器をすでに1台所有しているが、これは所有機器の後継機で性能もかなりアップしているらしい。外観は非常にキレイで銀盤のフロントフェースがスイッチ類の反射光を受けて上品にしっとりとした光沢を放っている。
内部は黒いカバーで覆われており基盤は見えないようになっている。プリアンプであっても構造上、結構熱を持つと思われるが、対策はしっかりなされているらしい。スィッチ類のガリもほとんど無く美品の部類に入る良品であった。
黒いカバーを外すと内部はパソコンのように基盤がマザーボードに刺さっているような構造。
使用されている部品の質感や配線、内部構造を見ると素人でも他社とは一線を画すAccuphase独自のこだわりと技術が読み取れる。
到着後一通りの点検と清掃を終えて通電。Accuphaseらしいクリアで誇張が無く上品な音質。
しばらく音出しをしていると突然左側の音が出なくなった。先日のLAXMANといい一体何なんだ?!
手持ちの機器の故障も疑い、あらゆる方法で音出しを試みたがウンともスンとも言ってくれない。
これから先はLAXMANのアンプと同じ、業者は違ったが前回以上の素晴らしい対応で不安感は全くなかった。このショップは返品するか自分で修理に出すかの2択制度があり、修理する場合は全額ではないがある程度の保証金を出してくれるとのこと。アンプは気に入っていたがAccuphaseのアンプは修理に出すと5万円はくだらないと判断しやむなく返品することにした。
着払い返品後、数日で代金の振り込みがあったのは言うまでもない。