祇園祭は宵山や山鉾巡行だけなのではないかと思われがちですが、祇園祭は7月1日から一ヶ月間です。
7月24日には花傘巡行が行われます。巡行の後には八坂神社で伝統芸能の奉納があります。京都に五つある花街のうち、八坂神社の氏子である祇園甲部、先斗町、宮川町、祇園東の四つの花街から舞妓さんが舞を奉納します。
今年は祇園甲部と宮川町の奉納舞がありました。花傘巡行を見るのは初めてでしたが、奉納舞を中心に見たかったので巡行は八坂神社の前で少しだけ見ました。小雨の中参加者の方々は大変そうでした。
巡行は朝10時ごろに八坂神社を出発し、12時ごろに戻ってきます。12時半ごろから祇園太鼓、六斎念仏、獅子舞などの伝統芸能の他に祇園甲部の「雀踊り」と宮川町の「コンチキ踊り」が奉納されました。
ちなみに、四つの花街のうち祇園甲部・宮川町、先斗町・祇園東が一年おきに舞を奉納します。来年は先斗町の「歌舞伎踊り」と祇園東の「小町踊り」が奉納されます。そちらも別の機会に見に行ってみようと思っています。
コンチキ踊りを踊る宮川町の舞妓さんたちは、波の柄の着物に小さな団扇の簪を挿した涼しげな装いで団扇を持って踊ります。
雀踊りを踊る祇園甲部の舞妓さんたちは鳥追い女?の衣装を着て可愛らしく踊ります。
どちらもテープ演奏だったのが残念でした。節分の奉納舞の時は地方さんによる三味線の演奏があるのですが、花傘巡行の奉納舞の時は出演する舞妓さんたちの人数が多くて舞台が狭いので仕方ないのかもしれませんけど。