はんなり、万華鏡

京都を中心とした旅行記や文化についてあれこれ。

福玉

2008-12-02 19:47:46 | 京都・花街

12月13日から売り出される福玉。
お餅でできていて、中を割ると縁起物や女性向けの小物などが出てきます。
お茶屋のお客様などは馴染みの舞妓さん宛てにこの福玉をお茶屋へ預けておき、年末にお茶屋さんに挨拶にきた舞妓さんへ渡されます。
大晦日に沢山の福玉を持ってお茶屋さんをまわる舞妓さんを見掛けることもあったようですが、最近は舞妓さん達も帰省するのでほとんど見掛けることはないそうです。

 

祇園町では数箇所のお店で福玉を売っています。
中身はお店ごとやお値段によっても違うそうです。大体2,3千円からだったと思います。
最中の皮のような物なので長時間の持ち歩きや宅急便で届けるのは厳しいです。
皮は一応食べられると思いますが特に味は無かったです。
中の物は紐でうまく固定されていて、中の物がぶつかって玉が壊れないような工夫がされています。
私は何度か購入した事があります。京都の友人の家でお正月を過ごした時に、友人の家の近くのお寺に除夜の鐘を撞きに行って、除夜の鐘が鳴り終わってから家に戻って割りました。
割った玉は友人にあげましたが、まだ取ってあるのかしら・・・
久しぶりにまた福玉が欲しくなってきました。友人に購入を頼むか・・・
福玉は京都の花街ならではの物なんでしょうか。
作れる人も、もはや殆どいないと聞いています。
これからも残っていって欲しいです。

今年も福玉を買いました。年が明けてから割りました。
今回の中身はhttp://blog.goo.ne.jp/haginon/e/97ae8ad9f57ab7b188378e308f64cd4dをご覧ください。

 

 



写真は偽舞妓写真です(汗)