はんなり、万華鏡

京都を中心とした旅行記や文化についてあれこれ。

水無月の京都

2010-06-26 22:25:19 | 京都・旅行記
久しぶりの京都です。
突然思い立って旅立ちました。
梅雨の京都にはずっと行きたいと思っていました。六月に京都に行くのは初めてでした。
夜行バスで早朝に京都に着いた時は曇り空でしたが、京都の友人宅で仮眠させて貰っている間に雨が降り出しました。
友人から、その日の午後から祇園で舞妓さんのお店出しがあると教えて貰ったので、午後から祇園に出掛ける事にしました。
お店出しとは、新しい舞妓さんのお披露目の事です。
黒紋付の正装、鼈甲の簪を挿してお茶屋さんへ挨拶回りをします。
雨なのでカメラマンは少なめでしたが、祇園町で行事がある時は大変な人出だそうです。
お店出しは以前別の花街で見ましたが、祇園町では初めて。男衆さんが付き添ってお茶屋さんに紹介するのです。
六月は本来はまだ夏の絽の衣装を着る時期ではないのですが、もうかなり暑いですから絽の黒紋付、絽の帯を身につけておられました。
舞妓さんのお店出しを見てから八坂神社にお参りして、石塀小路や二寧坂・産寧坂へ。
大雨でかなり濡れてしまいました。カフェでお茶をしたりお土産を買ったり。
ハバネロを使用しているという、「舞妓はんひぃ~ひぃ~ラー油」を見つけたので買いました。
東京でも期間限定で売っているところを知っていましたが、売り切れで買えなかったのですよね。
どんな辛さなのか早く試してみたい。
夜は友人の家で手料理をご馳走になり泊めていただきました。
二日目は晴れて暑い日でした。
花園の法金剛院と妙心寺・東林院に行きました。法金剛院では花菖蒲と紫陽花が綺麗でした。
こちらは春は桜、夏は蓮が美しいです。
初夏の花も良いですね。
東林院では長いこと、沙羅双樹の花を見たいと思っていたので、今回やっと見ることが出来ました。
白い清楚なお花です。ぽとっと緑色の苔の上に落ちて、そのコントラストが綺麗でした。
こちらではお抹茶と、沙羅双樹をイメージしたというお菓子をいただきました。
また祇園町へ行き、舞妓さんの舞を鑑賞できるお店へ行って舞を観て、三条大橋の側にあるスターバックスで遅めのお昼です。
こちらは川床の席があって、運良く座ることができました。
曇り空でしたが風が気持ちよかったです。
夜の川床で美味しいお料理というのも良いですが、蚊とか虫が多そう・・・・そうそう、三条大橋近くに、幕末に新撰組を有名にした池田屋事件の現場である池田屋跡に、以前はパチンコ屋だったのが居酒屋になっていてびっくりしました。
夕方に友人と待ち合わせをして中華料理を食べました。東山の夜景が一望できるお店でした。
帰りも夜行バスで時間つぶしに、ネットで知った情報を頼りに、祇園白川へ蛍を探しに行きました。
蛍いないね~と話ながら歩いていると、よく見たら白川の側の茂みに蛍の光が。
巽橋周辺に、僅かですが蛍が本当に居ました。
白川はライトアップされているので、ライトアップが終わる深夜にはもっと見られたかもしれません。
たまたま、昼間に舞を見せてくださった舞妓さんが通りかかり声を掛けられました。
このあたりに蛍がいるのをご存知なかったみたいです。
ちょうど蛍が休憩中だったのかさっぱり光らず、彼女に見せてあげられなくて残念でした。
蛍はうまく写真が撮れませんでした(^^;)
でも京都で蛍を見ることが出来て本当に良かった。
友人も、近くに住んでいるのに初めて聞いた、初めて見たと言っておりました。
タクシーの運転手さんも昔なら見られたけど、今時どこに蛍がいるの?って逆に聞かれてしまいました(^^;)

帰りの夜行バスは初めて乗るタイプのバスで、二階は女性専用席で各席がカーテンで仕切る事が出来るのです。
最近はこういうタイプのバスが増えてきたみたいです。
人の目がないと落ち着きますね~。
行きの夜行バスよりは寝られたのですが、風邪を引いてかなりしんどい目に遭ってしまいました。
また暫く、京都はお預けです。

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