はんなり、万華鏡

京都を中心とした旅行記や文化についてあれこれ。

女流カメラマンが撮る舞妓さん

2008-09-28 16:43:18 | 京都・本
女流カメラマンの故・清岡純子さんが撮った祇園の舞妓さん写真集。
20数年前に発行された写真集です。
当時の定価は3,800円ですが、現在は古本しか出回っていないので5,000円~で場合によっては一万円以上します。
当時の人気舞妓4人が、春・夏・秋・冬の四季に一人で一つの季節で様々表情を見せています。
この本を紹介したくてAmazonのアフィリエイト投稿しようと思いましたが、古本で画像もないのでいまいち記事に貼り付けるには見栄えが悪いので止めました。
しかも、Amazonではこの本はアダルトカテゴリーになっていました…
実は、写真を撮った女流カメラマンの清岡純子さんは少女ヌード写真で知られ、所謂同性愛者だったらしく、彼女の作品集のいくつかは児童ポルノ扱いになっている為、まったくアダルト色はないのにこの写真集がAmazonでもアダルトカテゴリーに入れられてしまっているのかもしれません。
なので、この写真集をAmazonで検索すると「アダルト」の表記がドカドカと出てくるので引きますよ…
アフィリエイト投稿にしなかった原因は一番はこれ(^_^;)

Wikipediaによれば、清岡純子さんは京都生まれの子爵令嬢で、ご両親とも菅原道真の末裔というお血筋。
少女ヌードで知られますが、歌舞伎や尼寺の人形達の写真の他、報道カメラマンでもあり、多彩な才能のカメラマンであったと思います。
京都で生まれた彼女は、幼い頃に見た舞妓さんがまるで夢の世界のように思えたとか。
この写真集をご覧になれば分かると思いますが、決して舞妓さん達を「特殊な目」では捉えておらず、男性カメラマンが撮るよりもより優しく、舞妓さん達の美しさや愛らしさをより引き出している写真だと思います。
そして春の桜や夏の鴨川、秋の紅葉に冬の雪、京都の四季の中で舞妓さんはさらに美しく映えるのです。
お化粧をしているシーンや、都をどりの楽屋で、出番待ちの合間に本を読んだり食事したりお友達とお喋りしたりと、少女らしい姿も自然に撮られています。
モデルの舞妓さん達の中には、今でも現役の芸妓さんとして活躍されていらっしゃる方も。

「祇園の舞妓 Maiko of Gion」お勧めです。

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