竹中一花・句集『花と牛』東京四季出版 2014-08-02 | 俳句 足の泥払うて若菜摘み終へるあぢさゐの中より出でし八瀨童子蔵開いて牛頭天王の祭かな梅の香の空にとどまる天満かな太秦の代田に赫き牛の貌葉牡丹や心に白き渦を巻く
「藍生」平成26年8月号 2014-08-01 | 俳句 雷鳴の西にのこれる螢狩 黒田杏子 花を見ぬ牛と花見をしてをりぬ 鈴木牛後 あめつちを水の巡れる桜かな 中岡毅雄 人おくりわが身にかよふ桜かな 五十嵐秀彦 花に雨人に時間の纏ひつく 三島広志
「香天」2014年 7. 8月号 2014-08-01 | 俳句 代田から抜け出している雲のあり 岡田耕治回転の若葉に染まる木馬かな 同十薬や別の出口に通じたる 同全身を映し合いたる泉かな 同向日葵の後ろを占める渇きかな 同