は~ふたいむ

仕事帰りにカフェに寄り道して、一緒にコーヒーなど飲みながら、
他愛のない話をして過ごしたい。そんな時間。

北海道STAY・4日目 〜白い恋人と小樽散策

2023年03月16日 | 旅行

札幌で宿泊したホテルの朝食は、函館と違ってごく普通の内容。
おかげで、久しぶりにゆっくり食事ができました。

しかし、いまだにバイキングでビニール手袋の着用を求められるとは(汗)
思い起こせば、札幌は2020年の雪まつり以降、コロナ感染が急拡大。
2月末には緊急事態宣言を出すほど、深刻な状況に陥っていました。
それを思うと、なかなか警戒を緩めることができないのかも知れません。

9時過ぎにホテルを出発。
地下空間の壁面には、3月末にオープンする新球場「エスコンフィールド」の予告看板がありました。
札幌駅から普通列車で25分なら、中心部からのアクセスはエディオンスタジアムと同じくらい。
行きは人が分散されるからいいけど、帰りは大変そうです。

10時、札幌駅から地下鉄で約20分ほどで「白い恋人パーク」に到着。
まだ営業開始したばかりですが、多くの人が訪れていました。
早速、中へ。

「白い恋人」を製造・販売しているのは、石屋製菓株式会社。
創業1947年の老舗で、駄菓子から洋菓子へシフトし、1974年に「白い恋人」を発売。
北海道土産の定番というだけでなく、北海道銘菓として世界的にも有名になりました。

ネットでの広い読みですが、「白い恋人」はいつしかご当地土産のフォーマットに。
全国各地で「〇〇の恋人」という模倣品が販売され、地域ブランドに乏しい観光地の救世主となりました。
その中で唯一?大阪の「面白い恋人」だけは権利侵害で訴えられましたが、2013年に和解が成立しています。
この時の新聞広告が秀逸だったので、ネットで探してみてください^^

パーク内でデジタルスタンプラリーをやっていたこともあり、気づけば1時間も歩き回っていました。
お腹が空いていましたが、レストランが満席だったのでカフェで甘いものを補給。
白い恋人のホワイトチョコを使った「白いバウム」をいただきました。

カフェの前にはちょうどからくり時計があり、11時からのショーを見ることができました。
パティシエが作ったお菓子の動物たちが動き出す、というストーリー?
楽しい音楽に乗せて動くパティシエや動物の姿を見ていると、何だかとても幸せな気持ちになりました。
石屋製菓の企業理念「しあわせを作るお菓子」に通じる、素晴らしい施設でした。
見に来て良かった^^

午後は高速バスで小樽へ。
遠くに見えているのは石狩湾。
風が強く、遠くからでも白波が立っているのが見えます。
天気のせいもありますが、昨日乗った特急北斗から見た海の色とは全然違いますね。
中原中也の「北の海」という詩が思い浮かびました。

白い恋人パークから30分、12時半に小樽駅に到着。
現地は雨が降ったり止んだり、時々強い風も吹く不安定なお天気。

駅周辺でお昼ご飯を食べようと思ったのですが、これといったものがなく。
雨が止むまで時間をつぶそうかと思っても、これといってやることもなく(汗)

観光は小樽運河沿いに集中しているようなので、とりあえずそちらへ。
途中、雪に覆われた通路のような一帯がありました。
北海道最初の鉄道・旧手宮線があった場所で、写真のとおり線路は雪に埋もれているようです。

向こう側から歩いてくる人がいたので、私も通ってみることに。
入口付近は普通に歩けましたが、その先は踏み固められていなかったのか、何度か足が埋まりました(笑)
旅行前に急遽購入したスノーブーツが役に立って良かったです。

そうやって街を歩き回っているうちに、偶然にも「千春鮨」を見つけてしまいました。
松山千春が名付けたというお寿司屋さんで、亡くなった千春ファンの友達も訪れたことがあるお店です。
何かのお導きかも知れないと思い、こちらでお昼ご飯を食べることにしました。

千春鮨では酢飯に赤酢を使っていて、酸味が少なく独特の食感がありました。
ウニとイクラ以外はお任せで握ってもらいましたが、サーモンとホタテと後は何だったっけ?(笑)
びっくりするくらい高いのかと思ったら、これで合計4000円くらい。
回らないお寿司としては、かなりリーズナブルなお値段ではないでしょうか。

大将はとても気さくな方で、小樽のことやお店のことを色々と聞かせてくれました。
お客さんの中には広島からよく来る人もいたと話していましたが、お友達のことかな?
生前に、大将と一緒に撮った写真を見せてくれたことがありました。
生きていたら、行ったことを報告したかったなぁ。

大将から「店を出たら左へ行け」と教えられたので、左へ(笑)
歩いていると、小樽芸術村に着きました。
旧三井銀行小樽支店のほかに美術館が4館ありましたが、全部回るには時間が足りなさそうです。
とりあえず、最初に入った「ステンドグラス美術館」だけ見ることに。

中に入ると、壁面いっぱいにステンドグラスが展示されていました。
これが予想以上のスケールで、思わず声が出るほど感動!

特に、天井まで届く高さのステンドグラスには圧倒されました。
教会で見るのとほとんど同じ状態で展示されているんですね。
あまり期待せずに入ったので、良いものが見れて大満足^^

ステンドグラス美術館を見た後は、明るいうちに小樽運河へ行ってみました。
来てみてびっくり!
え、これだけ??
運河というよりは広い用水路という感じです。
私はてっきり、門司港のような、周囲にお店があって散策できるようなスポットだと思っていました。
夜になってライトアップされたら、少しは景色が変わるのかな?

夜景に期待するとして、まだ14時半だけど日没待ちスタート(汗)
ひとまず、観光客向けのお店が集まっている「堺町通り」というエリアへ移動しました。

小樽といえば、このブログでも度々登場する「LeTAO」のチョコレート。
その本店の2階にあるカフェでお茶をしたかったのですが、80組待ち(汗)
あきらめて、店舗の写真だけ撮りました。
(同じような人がけっこういました笑)

マルセイバターサンドで有名な「六花亭」もありましたが、ここも人が多くて覗いただけ。
人気店だけに併設のカフェはどこも混んでいて、入れそうにありません。
土産物屋を冷かして時間を潰そうと思っても、売っているのは日本品質を売りにしたインバウンド向けの商品ばかり。
観光地なので仕方がないのですが、どれも似たり寄ったりで面白みに欠けます。

ただいま15時、日没は17時半頃。
あと2時間半も何をして時間を潰せばいいのか(汗)
美術館は最終入場は15時半だから、今から戻っても間に合いません。
こんなことなら、ステンドグラス美術館の他も行っておけば良かったです。

15時半、奇跡的に空いているカフェを見つけて、やっと座ることができました。
小樽を中心に展開するチェーン店のようで、お客さんが少なく長居できそうな雰囲気です。
スイーツで小腹を満たし、コーヒーをお替りして1時間ほど過ごしました。

16時半にカフェを出て、最後に自分用のお土産を購入。
LeTAO本店では、店舗限定(と書いてあった)チョコを。
小樽ガラスのアクセサリーのお店ではピアスを買いました。
後はもう、小樽運河の夜景を見て帰るだけです。

17時半に小樽運河へ行くと、明るい時よりもさらに人が増えていました。
18時にライトアップが始まると、フォトスポットの橋の上は大混雑(汗)
何とか前に出て写真を撮るも、中途半端な暗さなので、いまいち美しくありません。
ここから、さらに待つこと30分。

18時半、ようやく夜景を撮ることができました。
遊覧船が邪魔だけど、あってもなくてもたいして景色は変わりません。
観光写真で見たイメージが頭に残っているだけに、残念な感じです。

まあ、そういうものなんでしょうかね。
観光写真の素晴らしさがよく分かるスポットでした、ということで(笑)
続々と訪れる人と入れ替わりで駅へ向かい、19時の高速バスで札幌へ戻りました。

小樽から札幌駅までは1時間ほどで到着。
晩御飯は、札幌駅の地下街にある「らーめん青竜」で札幌ラーメンを食べました。
札幌ラーメンといえば、何といっても味噌とバターとコーン。
当たり前のように大きなジャガイモとアスパラガスが乗っているのが、北海道という感じです。
そして、このジャガイモが恐ろしく甘くて美味しかった!
スープカレーといい、札幌ラーメンといい、北海道での食事は旅の素晴らしい思い出になりました^^

ホテルへ戻り、明日に備えて荷物の整理。
札幌では旅行支援クーポン以外に、ホテルで使える3000円のクーポンが貰えました。
おかげで、札幌のお土産のほとんどはホテルの売店で購入。
お土産は空港の売店で買うつもりだったので、その分、時間の節約ができて良かったです。
 
(最終日へ続く)

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