母はふるさとの風

今は忘れられた美しい日本の言葉の響き、リズミカルな抒情詩は味わえば結構楽しい。 
ここはささやかな、ポエムの部屋です。

秋の句 空など

2018年11月05日 | 季節
☆ 駆け足や秋をいとしむひまもなく

☆ 大輪のダリアの色の夕まぐれ

☆ 空の色たちまち流る風閉じて

☆ 庭先に小菊売る農家(いえ)軒高し

☆ 野の猫の姿少なく笹の道

☆ 舗装され土の小道の姿消えた

☆ 炎暑去ればまた忘れ行く日日なりし

☆ 卒寿ひとり国立劇場訪なうひと

☆ 年輪を濃くも刻みて風卒寿

☆ アンテナを広げて街の灯を迎え

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