連載で追ってくのには正直ついていけなくて、単行本完結で一気読み。藤田節炸裂作品です。今回はずっと同じ建物で戦ってるので、抜き回が無く余計濃厚で連星で追うのがつらくなったのか・・・一気読みはガツっと来ます。
いつも通りで、この路線でもうガンガンと次も期待。

ファッションモデルを目指すも、成長が途中で止まってしまった背の低い少女。ファッションデザイナーになりたいが、片親の母は身体を壊し三人の妹がいるので断念しようとしていた少年。その2人の出会いと、成長と苦労と才能の開花と成功のマンガ。
最終話「相手」をフワッとさせてるのは作者の気遣いとの事です=あなたが思う相手とくっつけてくださいと巻末インタビューで・・・
とてもおっさんがはまるようなマンガではなく・・・いや、でも痛恨にもすごく面白かったです(笑)


完結し、後日談含んだ書き下ろし付きの最終巻もGET。ここ数年で一番好きなマンガだったかも。毎週マガジンが楽しみだった・・・
この前身となる「振り向くな君は」は面白かったのに打ち切り??短命に終わった作品で、それから何年かしてそちらのメンバーもライバルで登場させた本作。感動もワクワクも笑いもたくさんもらった。主人公つくしの高校入学前夜のもう一人の主人公風間との出会いから1年冬の高校選手権までの1年足らずの物語。努力と葛藤と成長と挫折と友情と・・・そして何より主人公以外・・・と言うかつくし&風間以外もみな主人公で、ライバルも教師も・・・そしてそれこそマネージャまで熱く様々な物語を見せてくれました。東院との決勝前の生方の8分20秒に及ぶ熱弁とか結構ツボ。
この人の作品はオーバードライブとかから好きだったけど、これは格別な傑作ではないかと思う次第です。

新刊が来たら最終巻だった。なんというかパワフルな漫画だった。深い様な「雰囲気」なんだけど・・・良く考えれば「あれ?・・・」と。そう、パワーと雰囲気。
エキセントリックな天才少女がひたすら疾走していく。とんでもない小説を書く。強い。傍若無人。周りを気にせず自分の信念を貫くためには暴力も辞さぬ。でもちょっと優しい?そんな響だけど何故かみんな彼女と仲良くなりたがっている?そして今日もトラブルと奇跡が起きる。ザクッと書くとそんなお話なのか???
で・・・なんか大好きでした(笑) マンガはパワーと雰囲気!?

完結したんで一気読み・・・なんというか中身の詰まったマンガでしたね。終わり方は「えっ!?」って感じで、打ち切り説も多いみたいだけど、そこそこ人気はあったような気はするのでなんか別の事情か・・・あるいはこれが望んでた着地なのか?
改めて読み返して良いマンガだったなあと思う連休終了間近です。寝よ・・・