誉田哲也の入手困難だった初期作品の文庫化・・・
次々と殺される貸花魁たち・・・襲ってるのは狐面の集団?貧乏同心今村は「500両で、解決してやる」と、貸花魁の雇い主に持ちかける・・・今村を手伝うのは元くノ一で元花魁の髪結い彩音。一方で・・・辛い幼少時代を過ごした狐憑きの美女=おようと彼女を思う大工の幸助の物語が折り重なって・・・って感じですかね。
なるほど・・・こういう作品だったか。誉田哲也っぽさはそここに、で荒削りで?今の作品たちの方が、完成度とか高いし・・・それにぐっとこう引き込まれる面白さがあるけど、これはこれで勢いで?良いです。作者が好きなら読んでも良いんじゃないかな・・・初めて読むなら他にいい作品いっぱいあるけど・・・んで、基本的には時代物は苦手だけど、楽しめました。
面白かったです。