無口な無骨な刑事=武本巡査部長。不言実行直進型。一方でコンビを組まされた上司は名家出身の年下の潮崎警部補。おしゃべりで刑事物の小説にあこがれて警察官試験Ⅰ類を受けて刑事になった変わり種。武本は潮崎をうっとおしく思いながらも、ある事件の元になった、そしてその後もひそかに街に広がっている謎の拳銃を追っていた。それを有している容疑者を追い詰めたところで思わぬ妨害が? 妨害をしたのは麻取の宮田だった・・・なんとか容疑者の逮捕には至り、宮田が武本の妨害をした理由も判明し・・・となんだかんだと武本&潮崎コンビ+αが様々な障害の下犯罪の陰謀に立ち向かっていくお話・・・ですね?
こちら作者のデビュー作らしい、メフィスト賞受賞の2002年の作品。いやあ、良かった! 登場人物たちの想いが濃厚で、ストーリーも重層的で読みごたえがある一方で読み心地はどこか軽やか。主から脇までキャラがちょうどよいのと、コンビの関係性がそうさせてるのか・・・ガッツリ満喫しました。こちらシリーズ化されていて、現在第4弾まで進んでました。続編すべて入手済み。これから楽しんでいきます。
非常に面白かったです。
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