約3週間前のある日、我が家に小さな災難があった。
その日はベランダに干した洗濯物も飛ばされるほど、風の強い日だった。
我が家のペットといえば、私が熱帯魚担当。そして奥さんはメダカ担当なのだ。
奥さんは私から見れば地味なメダカをこよなく愛し、7匹のメダカと2匹のシマドジョウが冬を越し、春になって元気に泳ぎ回る姿を毎日楽しみに見ていた。
ところが・・・である。
その、風の強い日、物干し竿のハシにかけていた虫コ○ーズが、風にあおられ・・・
こともあろうに、メダカの鉢にポッチャン
飛んでいる虫も殺す虫○ナーズが水に溶けて小さな生き物が無事のはずは無い
その日、奥さんは外に出ていてその惨状に気づいたのは夕方で、すでに手遅れ。
泣く泣く始末をしたのだった。
そして水を何度か入れ替え、水草を洗い、土まで入れ換えて、2週間経ち、そろそろ次のメダカを入れようと、ホームセンターに買いに行ったところ、駐車場が満車で
『また今度にしよう』と帰ってきた。
そして何日かした朝、私が食卓にいると、ベランダからキャーキャー奇声がしている。
なんのことかと見に行くと・・・
そこには・・・
なんと
驚くことに
(え~かげん引っ張るのはやめんかいって?)
目を凝らさないとよく見えない、細くて透明な、
でも魚の形をしたものがうごめいていたのだった。
最初は4匹くらいしか確認できなかったが、その後の確認では10匹以上はいる模様。
親メダカは死に絶えたが、その前に卵を産み、水草に付いていたのだろう。
卵の生命力は虫コ○ーズの毒よりも強かったのだ
そして、このタイミングの妙・・・
卵を産んでいるとはつゆとも知らなかったので
もし、親メダカがいたら・・・
あわれ、稚魚たちは食われていたことだろう。
もし、ホームセンターの駐車場が空いていたら・・・
新しく買って入れた魚に稚魚たちは食われていたことだろう。
受難と復活
これぞ、奇跡
ミラクル
(ちょっと大げさ)
というわけで、新しい命の誕生に奥さんは上機嫌の日々なのです。
オマケに、
私の担当の熱帯魚の水槽はこれ。
テトラ類の小型種のみ。最近入れたクーリーローチ(どじょうの仲間)がにょろにょろと面白い