今日は朝の時間に余裕があったので川土手を歩きました。乾いた風が吹き抜け、自然を感じる素晴らしい時間です。 平和国家、日本であるからこそこんな時間がもてるのです。

今日、日本の国は戦争を放棄した国から、戦争をしてもいい国へと方向転換してしまいました。 国会中継のテレビを見ながら悲しい気持ちになりました。
「取っ組み合ってるオジサン達、何してるの?」
と子供に聞かれたら、大人としてなんと答えたらいいのでしょう?
政党の問題ではありません。 与党、野党は時代で変わり、どこが政権をとろうが大差ないと思います。

「民主主義は死んだ!」
などと野党議員が叫んでいましたが、私は今日の国会で行われていることが民主主義の本質そのもののように思います。ひとりでも数の多い集団が権力を握り、すべてを獲る。『勝てば官軍負ければ賊軍』の構図は近代文明以来ずっと変わらないことだと思います。
勝ち負け、損得、敵味方、そういう二元性、二極の世界にいる限り、平和のために戦う、ということをやり続けることになり、一時的な平和はあっても恒久平和はありえません。

しかしこのまま二元性の世界の行きつくところまで行くしかないのかもしれません。そして新しい世界は古い世界が崩壊することによってしか現れない。科学偏重の現代ですが、今の科学は物質と意識(あるいは精神)を全く別物としてなりたっているけど、その根本が間違っているので次の科学はそれらが統合されたものとして現れるでしょう。
地震、津波、大雨、洪水、火山の噴火など天変地異が続いていますが、それらも人間の意識と無関係なものではないことが証明される科学になっていくでしょう。二元性を超えた進化した意識の新しい人間はすでに地球上に増えてきており、いずれ世の中の仕組み自体がひっくりかえっていくでしょう。

繰り返しになりますが、新しい世界が現れるには古い世界は崩壊するしかありません。
見かけ上はこれから近い内に大変なことが起こるのではないかと思います。かつて経験したことのないほどの天変地異もあるでしょうし、世界経済の崩壊が先かもしれません。そうなると戦争も起こりかねないでしょう。
しかし、私はその先の世界は楽観視しています。産みの苦しみだと思うからです。
意識進化した人間で作る社会は、どんなに楽しく素晴らしいものになるでしょうか。
『不幸を脱して勝ち取る幸福』ではなく、幸福はそれがあたりまえであって普通の状態。
『戦って勝ち取る平和』ではなく平和という言葉すら必要のない世界。
そんな世界へ移行する歴史的転換期に生きていることを幸せに思います。
以上、気まぐれ人の妄想につき、一般の見識のある方はスルーをお願いいたします。