気の向くまま日記

とある凡人の日常から~
日常の生活のなかで感じたこと
日々の写真、食べ歩きなど気の向くまま綴っています。

千原温泉(ちはらおんせん)

2014年05月30日 | 観光、行楽、旅、紀行

三瓶山付近にはたくさんの温泉があるので、前回は鶴の湯に入ったから今回は違うところに行ってみようと思ってましたが、どこにするか決めてはいませんでした。昼食のレストハウスにあったパンフレットを見てふと、ここにしてみようかと思ったのです。

大杉さんと別れて少し南方向に行くと四つ角があり、その南方面にはバリケードがしてあって
「この先ガケ崩れ通行止め」の表示が・・・
しかしその横に「千原温泉までは行けます2Km」

少々不安を感じながらも、車が離合できないような、片側はガケになった所の多い狭い林道を谷に向かって降りていきます。2Kmと書いてなかったら、やっぱりやめよう、と引き返したかもしれません。

そして沢に降りたところに千原温泉「←」のカンバンが
この時点では建物も見えません。
ここからさらに山奥に入っていくの?とまた不安がよぎるような場所です。

しかし、少し進むと建物が見えてきました。
こんな人里離れた山奥なのに車が5台止まっています。

民家の軒先のような受付で女将さんに入湯料500円を払い、
「この温泉は浸かるだけの温泉で、石鹸シャンプーは使えません」との説明を受けて奥に進みます。

 この窓の下、地面より2メートルくらい下にお湯はあります。


(島根県美郷町の公式ホ-ムページから画像をお借りしました)

 畳二畳分くらいの面積なので男湯は6人も入ればいっぱいの感じ。
私が入ったときは先客が5人いて体を小さくして6人目で入り込みました。

その後も一人出ては、ひとり入りという状況。

出入りがあるときは客どうし一言二言、言葉を交わしますがそれ以外はひたすら沈黙・・・
他では騒々しいであろう、板を隔てただけの女湯も同様。

それぞれがお湯を深く深く味わっているのです。

茶色く濁った色は三瓶のまわりの温泉もそうですが、一番の違いは
足元からポコポコッ、ポコポコと不規則に泡がわいて炭酸バブル効果があること。
足元から直接湧出しているのでゆらゆら感があること。
これが目をつむっていると不思議な揺らぎを感じて海の底に沈んでいくような気分になります。

5分くらいしたところで自分の手の指の皮膚がシワシワになっているのに気が付きました。お湯をなめてみるとショッパイ!塩分もかなりあるようです。湯温は31.8度と温水プールくらいなので、1時間をめどにしてください、と書いてありますがしばらく入っても汗はかきません。

初心者ですので30分でお湯からあがりました。
寒い時期は五右衛門風呂で熱くしたお湯で温まってあがるようですが、今は温めてありません。
あがると、ホカホカというよりは体がスースーするような清涼感を感じました。

 車のところに帰ると先に出たこの温泉ベテランらしいおじさんが
「ここ初めてですか?」と話しかけてきました。

それからこの温泉の歴史、代替わりする以前は湯治療養専門の温泉で一般客は入れなかったこと、湯質がいかにすぐれているか、効能がどれほどあるか、ということをこんこんと聞かされました(笑)

そしてお湯が1リットル100円で持って帰れるというので空のペットボトルがひとつあったので50円分汲みにお湯汲み場に行きました。

小川のそばに茶濁色のお湯が流れ出しています。

そしてその後約二時間車を走らせ帰宅したのですが、全然疲れがない!
夜それからお酒も飲みましたが、疲れて眠くなることもなく元気いっぱい。
恐るべき秘湯パワーです!

私がこれまで行った中では最大級のお湯のチカラがある温泉と言っていいでしょう。
 島根県美郷町千原1070 千原温泉 ホームページあり
車の運転に自信のない人は遠慮したほうがいいかも?
行くにはちょっと覚悟と勇気がいる人里離れた山奥の秘湯です。

これで今回のエネルギー充電三瓶紀行はおしまい。


本宮神社 上山(うやま)の大杉

2014年05月29日 | 観光、行楽、旅、紀行

前回3年半前にここに来た時は、細く薄暗い曲がりくねった林道を「ホントにこの道で大丈夫だろうか?」と何度も心配になり何度も引き返しながらやっとの思いでたどり着いたのでありますが、2度目となるとスイスイと着きました(笑)

     

階段の下からもその威容は圧倒的です。

幹周9mに達する巨木で、社伝では平安時代(約800年前)に紀伊から神社を勧請した際に植えられたとされます。

以前は樹高も40mを超えていたが、落雷によって折れ、現在は約30mになっているとのこと

隠岐をのぞく島根県では最大径のスギで、県の天然記念物

周囲を回ると木というよりは壁!

人間の時間とは異質の悠久の時

巨木との対話を楽しんだあと、この地からわりと近い温泉に向かいました。
今回初めて行ったこの温泉が、まれにみる秘湯であったことはこの時点の私には知るよしもありませんでした。

つづく・・・


観光リフトで大平山山頂へ

2014年05月28日 | 観光、行楽、旅、紀行

三瓶北の原から東の原へ向かい、観光リフトで大平山山頂へ登ることにしました。

 この時期としてはかなり高めの気温。気の早いセミがジージー鳴いています。

 楽ちんリフト、行きはよいよい、帰りは・・・

 リフトを降りて登山5分(笑) 大平山の山頂標高854メートルです。

 真ん中に火口のくぼみがあり、正面が子三瓶、左が孫三瓶

 右が最高峰の男三瓶
たくさん山歩きしている人たちがいます。
しばし山頂の景色と空気を楽しんだ後、帰りのリフトへ

 帰りの最初がちょっと怖い
乗ってすぐが一番足元から地面まで距離があるので 

下に降りてから、前回2010年9月30日ものすごく苦労してたどり着いた上山(うやま)の大杉さんに会いに行くことにしました。

つづく・・・ 

 


石見一宮物部神社

2014年05月27日 | 観光、行楽、旅、紀行

三瓶西の原から車で15分下ったところに物部神社があります。
名前だけで惹かれていったのですが石見の国一の宮で県内では出雲大社に次ぐ規模の神社なんですね。

鳥居をくぐって入っていきます。

御祭神字摩志麻遅命が鶴に乗って降臨されたとの言い伝えから鶴があちこちにいます。

手水石は富金石(ふきんせき)という砂金を含んだ大変珍しい石ということ

春日造りでは全国一の規模という本殿

この重厚な建造美もさることながら、この場の「気」がすごく気持ちがいいのを感じていました。

この神社の背景にある鎮守の森、このエネルギーがすごい!

まるでトトロの森のようにモクモクと空に向かって伸びていくような・・・

     

境内には巨木もありました。

     

巨木に抱かれ「あ~極楽~♪」(笑)

つづく・・・


レストハウス西の原 

2014年05月26日 | 食べ歩き

三瓶山の雄大な風景と心地よい風をしばし堪能してから、その次は腹ごしらえ
島根県大田市三瓶町池田3294レストハウス西の原にはいりました。

三瓶ではやはり蕎麦でしょう。そばセットと割り子蕎麦

麺そのものは手打ちではないので特にどうこうありませんが、つゆが美味しかったです。

目の前に三瓶山の雄大な風景を見ながらの食事は気分がいいです。

食事の後、今回はもう少し足を延ばして興味はあったけど今まで行ったことのない神社に向かいました。

つづく・・・


左脳が沈黙すると「今」にアクセスできる

2014年05月21日 | 最近読んだ本、観た動画

 おもしろい動画を見つけましたので紹介します。
脳科学者のジル博士が自分自身の脳卒中の体験から、論理的思考を司る左脳の機能が失われたとき、右脳により「今」そのものにアクセスし、涅槃の境地を味わったことが報告されています。1/2と2/2合わせて20分弱ですので興味のある方はご覧ください。

脳卒中の体験談 1/2

 


OKKON おっこん お好み焼き

2014年05月13日 | 食べ歩き

休日のランチは珍しく息子がいたので奥さんと3人でお好み焼きを食べに行こう、といことに。
まずは息子のオススメの店に行ったところいっぱいで入れず、それから放浪の旅に出ました(笑)
行き当たりばったりで初めて入った店が広島市安佐南区沼田町伴8195-1 OKKON おっこん です。

鉄板前はすでにいっぱいでテーブルにつきましたが、一人用の熱した鉄板で提供されます。
普通はシンプルに、そば肉玉でたのむのだけど、息子が
「納豆入りがうまいけーだまされたおもーて食べてみんさいやー」言うもんじゃけー(笑)
普段は「そんなもん、邪道じゃ~」と一蹴するところだけど、
ここは息子にだまされてチャレンジすることに

この店の店主はサーファーらしく、ネーミングも面白くつけてあり、
納豆チーズ入りは「バックドア」

表面は普通のお好み焼きですが、割ってみるとなんと
そこには納豆とチーズがっ

納豆チーズ入りを注文したのだからあたりまえなんですけど・・・

お好み焼きの味自体は美味しいと思いますが、納豆が入るとネバネバ主張してくるので別の食べ物と思って食べたほうがいいでしょうね。
今回は息子にだまされて(笑)面白い体験ができました。

沼田高校の登り口にあるお店。裏に駐車場があります。

<以下オマケ>

ところで、右下の郵便ポストになにやら妙な物体が・・・

寄ってみると・・・

・・・

     

ムムム・・・

草ボーボーならまだよかったのにねぇ~