2014.3.15(土)曇り後晴れ
ラジオ文芸選評「短歌」
選者は篠 弘さん
1.高校を受験する一人に付き添いて吹雪く明日に分校を立つ
生電話。北海道稚内の小さな学校での思い出。札幌のフジハヤシマサノリさん作。過去のことなのですが、現在形で詠われているのがよい。事実だけを述べながら忘れられない緊張感。歌会始にも採用されたことがある男性
2.シベリアの伐採の日々を思い出し冬焚く薪をチェーンソーに切る
帯広市ヨリモリミノルさん作。シベリアでの強制労働を体験をなさったのでしょうね。
3大油田姿を消して久しけれなおりの油糸井(ゆせい)は今も動けり
秋田市シンドウトシフミさん。
4.幾たびも大雪注意の放送に夜更けぶどうの雪打ち落とす
山梨市タムラユリコさん。
5.シュプールを重ねて滑る老い二人春風の吹く妙高山に
新潟県柏崎市ムラヤマフミコ(アヤコ)さん。地名を入れると歌も納得がいく。
6.軽トラにチェーンソーと鉈と妻乗せて勤めのごとく山に枝打つ
京都府南丹市ナカガワフミカズさん。生電話。京都から30キロほど離れた場所。植林をした杉、ヒノキなど。野菜作りのためにも伐採。
7.原木のしいたけをもぐ音のするハウスが雪に埋もれ始めつ
島根県川本町フジイミキオさん
8.ハンドルを持つ手震るわす轟音のブリ起こし鳴るさなか抜け行くだけ
岡山県津山市ナカエタイゾウさん。めずらしい歌を簡潔にうまくまとめている。
9.吹き来るは春一番か菜の花が揺らぎて止まず丘押し上げて
広島県コウモトさん。見えないまぶしさ、季節の変化をまのあたりにしたいい歌。結句がとてもいきている。なんでもない風景をたくみにイメージアップして観察力が磨かれている。
10.顔埋めて花に吸い付く蜜蜂の尻はきらめく日差しを受けて
沖縄県豊見城市タモリサチコさん。観察と表現力がしっかりしていて、比ゆ的表現で身体感覚が生きている。臨場感がある。小さな虫の生命観を自分のものにしていて味わいがある。
篠先生作
スプーンのかかる一杯の蜜のため蜂も飛び来るや三万回も
次回は熊本放送局での公開放送
「熊本県の方是非お寄せください。」と(^。^)
NHK福岡放送局公開放送
文芸選評「俳句」と「歌の日曜散歩」
5/3と5/4
ぼや川なら行きますけどねぇ。文芸選評はリスナーじゃないし・・・・、鎌坪商店ほど耳なじみでもないし・・・・。
万能川柳の熊本ファンの集いというのが来月あるらしいのですが・・・・こっちは、ちょっと心が動くのですが・・・・でも、毎日新聞を購読していないのがちょっと・・・・・。
いいお天気だったのですね。よかったですね。
こちらは雨や時折雪も降り、寒い日でした。
宇津井 健さんはよい役者さんでしたね。
コメントありがとうございました。うれしかったです。
ぼや川なら・・と、そうですよねぇ(^_^;)
万能川柳には心が動かれる・・・と(^。^)
もし行かれたら、思わぬぼや川のご常連さんなんかにお会いできたりして何か得るものがあるかも(^。^)
コメントありがとうございました。うれしかったです。