2018.11.17(土)雨のち曇り
朝、親戚のF子さん宅へ行って、車を置いてF子さんファミリーと一緒に魚沼市まで。
息子さんの運転だったので安心して乗っていられた。私が一人でしゃべりっぱなしだった。雨の中、息子さんの高速運転に差し支えなかったかしら・・・途中休憩を二箇所。
会場に早めについて車の中でお昼。
その後、受付時間開始と同時くらいに受付。あら・・受付のロビーにおにぎりや、お赤飯など昼食を販売していたのねぇ。今度来る時はこちらで買いましょうと。今度も入賞する気で(^^ゞ
すぐに会場の席取り。早かったので良い席が確保できた。
控え室で用意されていたお茶をいただいて、F子さんは緊張をほぐしていた。
会場に入ってF子さんは入選席の名前の貼ってある椅子に座った。すぐにお隣さんと楽しそうにおしゃべりしていた。
その二人の背中を見ていたあーちゃんは、「おばあちゃん、もう隣の人と話ししているし・・」なんてその行動が理解できないようだった。
私は「あのね。小さい頃はだれとでも話ができるけれど、中学生や高校生になるとね、恥ずかしくて話しができなくなるの。でもね、年をとってくるとまた話しができるようになるの」なんて笑いながら余計なことを。
小・中・高校生が多く応募したようで、入賞も多かった。その付き添いも多くて立ち見の人も。
私とあーちゃんの前の席には、入賞した小学生低学年らしき男子と女子が座って、仲良くじゃれていた。
男の子は手に「まんが百人一首大辞典」とう漫画本を大切に抱えるように持っていた。
私がこんなかわいい子たちに、話しかけないわけがない。
すぐに、「こんにちは。二人で佳作なんだなすごいね。おめでとう」と。
「ありがとうございます」と、少しびっくりしてはにかんでいた。
「この本は1日で読んだんです」と。女の子が男の子の持っている本のことを教えてくれた。
男の子の短歌は
「お母さんひっさつ二度ねねむいよねしなくていいよぼくの丸つけ」と。お母さんを気遣う優しい歌。
この歌の意味を男の子が教えてくれた。
「ばくが勉強をたくさんするので、お母さんの丸つけが遅くまでかかって、お母さんがねむくなるんです」と。勉強が大好きとのこと
「それはすごいねぇ」と。
女の子の短歌は
「にいさんといっしょに見たさかなたちジンベイザメがすいそうのボス」
感性が鋭くてユニークな良い歌だった。
私の隣にはボストンバッグを足元に置いた男性。話しかけると奥様が入賞されたので、一緒に来られたとのこと。
「新潟は小さい子から短歌をやっているのですね。宮柊二の出身地ということもあって、良いことですね。」と紳士的に話された。
「どちらからいらっしゃいましたか?」とたずねると
「浜松です。若い頃には車でどこでも行ったもんですが、80歳の今は歩くのも疲れて新幹線で東京で一泊してから来ました」と。
「それは遠い所からようこそおいでくださいました」と。
「新潟はお酒とお米がおいしいです。」とさりげなく宣伝すると
「私はお酒は飲めないのです」と・・あららぁ・・
「でも、おせんべいがおいしいですね。月岡温泉に泊まったことがあるのですが、柿の種が大きくてびっくりしました。浜松はこんなに小さいですよ」と指で小ささを表現していた。
「あらまぁ、月岡温泉に!私の地元です。」なんて、会話を表彰式が始まるまでしていた。楽しかった。
奥様は秀逸(二)短歌は
「職人の顔やわらぎて昼時は大工道具を腰から外す」
またお会いできるといいなぁ・・
選者お二人の講評が1時間半ほどあり、休憩。その後表彰式。ほんのちょっと眠けが・・
帰りの車中でF子さんが、お隣の席の女性は栃木県からで「また来年、来ましょうねぇ」とお互いに言ったそうで。
帰りも二回休憩。運転手の息子さんが
「おととしは、たしか帰りにシルバームーンが綺麗でしたよね」と。
「すっかり忘れていた。そうだった。そうだったねぇ」と、F子さんと二人で思い出したように(^^ゞ
表彰式始まる前にパチリ
終了後にパチリ
外に出て記念館の前の紅葉をパチリ
いただいた入選作品集
夜は土曜日ラーメン。ラーメン店で、弟夫婦と鹿児島の西郷どんの話。新発田市に西郷どんが来ていたらしいという話。自害した話しなどなど。弟のお嫁さんは西郷どんのテレビが面白くて、方言も良く表現されていて、無理がないから面白いと。役者の中に何人かは鹿児島出身だからとかも教えてくれた。