読書家テンさん、おすすめの絵本。
「ヤクーバとライオン1勇気」「2信頼」
たまたま、先日の読み聞かせ部屋に展示してあったので、
こどもそっちのけで読みふけってしまいました。
片付けしてるところなのに、「ゆっくり読んでね」と
椅子を持ってきてくれた、読み聞かせボラの方、感謝。
やっぱり絵本好きさんは、いい人が多いな。(自分も含む)
まず驚いたのが、訳がノンフィクション作家の柳田邦男さん。
この方は実体験から、生きる ということを一生懸命考えようとしている気がします。
絵はモノトーンで子ども向きじゃないな~と思うのは、大人の考え。
我が家でも、意外な画風が人気があったりします。
こどものほうが溢れるエネルギーに敏感なのかな。
難しいストーリーではないです。
感動もなにも、「自分ならどうだろう?」としか思えない。
社会とうまくやっていくために、勇気も信頼も捨て、
妥協することに、心の痛みはない。
そうやってなんとか生きてきたから、これからもそうやって生きていく。
こどもにも本音と建前を教えようとしている。
だから、この本のヤクーバとライオンのようにあれとは、
心からこどもに言えない。決して。
生きるために、その肉を食べなさいと言う。
親は正しいことを教えたいとは限らないのだな。
高尚な魂を持って、やせ我慢をするか。
惨めさも卑怯な自分も受け入れて、生き延びるか。
よい本は、消化のよい栄養満点のものではなく、
読後、ざわざわと心がさざなみ、
落ち着かない気持ちになる。
そうやって未消化のなにかを、時間をかけて少しずつ、
自分なりに消化していく機会をくれるものなのかも。
「ヤクーバとライオン1勇気」「2信頼」
たまたま、先日の読み聞かせ部屋に展示してあったので、
こどもそっちのけで読みふけってしまいました。
片付けしてるところなのに、「ゆっくり読んでね」と
椅子を持ってきてくれた、読み聞かせボラの方、感謝。
やっぱり絵本好きさんは、いい人が多いな。(自分も含む)
まず驚いたのが、訳がノンフィクション作家の柳田邦男さん。
この方は実体験から、生きる ということを一生懸命考えようとしている気がします。
絵はモノトーンで子ども向きじゃないな~と思うのは、大人の考え。
我が家でも、意外な画風が人気があったりします。
こどものほうが溢れるエネルギーに敏感なのかな。
難しいストーリーではないです。
感動もなにも、「自分ならどうだろう?」としか思えない。
社会とうまくやっていくために、勇気も信頼も捨て、
妥協することに、心の痛みはない。
そうやってなんとか生きてきたから、これからもそうやって生きていく。
こどもにも本音と建前を教えようとしている。
だから、この本のヤクーバとライオンのようにあれとは、
心からこどもに言えない。決して。
生きるために、その肉を食べなさいと言う。
親は正しいことを教えたいとは限らないのだな。
高尚な魂を持って、やせ我慢をするか。
惨めさも卑怯な自分も受け入れて、生き延びるか。
よい本は、消化のよい栄養満点のものではなく、
読後、ざわざわと心がさざなみ、
落ち着かない気持ちになる。
そうやって未消化のなにかを、時間をかけて少しずつ、
自分なりに消化していく機会をくれるものなのかも。