メロメロです。
ホレてしまったようです。
マジメに。
マキメ氏に。
マキメ組です、もうすっかり。
まだ冊数も少ないから、今からでもすぐ追いつけるよ。
「鹿男あをによし」も面白かった。
あとは「プリンセス・トヨトミ」と「かのこちゃんとマドレーヌ婦人」のみ。
すでにキープ。
こんなに面白いのに、なんで予約ですぐゲットできるか不思議。
直木賞候補になりまくってるのに、まだ取れてないのが不思議。
関西の人なのに、関西への愛が関西人っぽく押し付けがましさでなく、
遠く東から焚きつけ、扇いでるような、クールさが不思議。
ホルモーは京都。しゅららぼんは滋賀。鹿男は奈良。
(歴史が重厚な)関西ならこんなヘンな風習あるのかも・・
って非関西系の先入観を逆手にとって、広げる広げる大きな非常識な風呂敷。
(あ、韻踏んでてうれしい)
だけど、主人公が冴えなくて、腰ひけてる凡人が、
ちょっと無理をして、世界を守るっていうのが常識的でいいんだよね。
そうホラと現実のバランスがよいのです。
最後必ずハッピーエンドなんだけど、
たらたら書かないで物足りないくらいすぱっと終わっちゃう。
憎い。可愛さあまって憎さ100倍ってヤツ?
鹿男なんて、主人公なのに、名前さえ出てこないんだよ。
あえて主人公のオーラ消されてる?
それに、女性の外見の魅力が、鼻だったり、野生的魚顔だったり。
ただの容姿の整った美しい人というより、印象に残る。
こんな風に一見非常識でも、案外人の魅力って、
局所的に感じるのかもしれないなって、本気で思ったり。
読後感は、武道の達人に、上手に投げ飛ばされたような、
爽快感というか、達成感というか、気持ち良さがあります。
あ、私、本屋さんでPOP書く人になりたいかも。
売り上げにはつながりそうにないけども。