おでかけ大好き

お金のかからないおでかけ&ささやかな幸せ&読書など。毎日楽しいことばかりだといいのにな。

私成分

2012-07-22 23:09:41 | 本に暮らす
現在の私の心成分を分析したら、

息子の心配4割、読書3割、甲本ヒロトさん2割 ナッパちん1割くらいか。

ナッパちん少なすぎだし、

カッパくん多すぎだし。


私の場合、読書=逃避です。

アルコール依存や、パチンコ中毒と同じ。

ご飯を作るときも、お風呂やトイレに入るときも、

少し空き時間があれば、現実より楽しい本の世界へ。

健全ではない。


そして甲本さん。

このブログでさりげなく?、唐突に

引用してる言葉はほとんど。

言葉通りではないのだけど、インタビューなどで、

「曲作りは、感動をたくさん食べて、うんこをするみたいなもの」とか。

「自ら光るものは少ない。輝いているものの光を反射して、光る。

 それがまた誰かを照らす」とか。

甲本さんのパフォームには退いちゃうかもだけど、

あれはたぶん自己プロテクトで、

わかりやすく、現実的で、健全な考え方に惹かれるんだよ。


光について。

文学も音楽もスポーツも、娯楽だけでなく、

生活の中のいろいろなものの中に、

楽しみや感動、好きなこと、心に残ること、

輝いていることは溢れている。

趣味は違えど、大小はあれど、

みんなその恩恵の光を受けて、楽しんでいるはず。

楽しむことに、年齢もお金や素質のあるなしも関係ない。

でも、受けた光を集めて、自分は光っている?

それは誰かを光らせるモトになってる?


読書家だからといって、作家になれるとは思わない。

なにかで一稼ぎとか、名を上げねばっていうのでもない。

この純粋な喜びを出力したいってことかな。

そういう意味では、私にとってこのブログは、

ささやかなりとも自己実現してるのか。

そっか、そういうことか。(ちーん!)

お騒がせしました。


いやいや、でもまだ足りない気がするんだよ。

だから、『今日も明日もあさっても、なにかを探すでしょう』

今なくてもいいんだね。


あれ?読書メーターの話を書くつもりだったんだよ。

光は速いからね~

あっという間に遠くに来てしまったってことで、お許しを。

















谷津巡回教会

2012-07-22 21:52:59 | 日々喃々
涼しい夜なので、静かな心のうちを。

以前書きたいと思っていたこと。

静岡市にあった谷津教会が5月に焼失しました。

近日、有形文化財から抹消されたそうです。


プロテスタントとカトリックの区別も怪しいですが、

ここは、中庭に小さなマリアさま。

カソリックなんですね。

そして、こじんまりした瓦屋根、板壁の日本家屋。

こっそり覗くと(木枠の窓が開いていたのですよ)、聖堂内部は畳敷き。

簡素な祭壇に百合の花が活けられていたのは、記憶の美化でしょうか。

今なお、大切にされている心をみたように覚えています。


信仰心がなくても、おのずと教会そのものに手を合わせてしまうような佇まい。

1917年ごろ、大正時代というのですから、もう築100年以上ですよ。

失ったものは戻りません。

設計図が残っていて、同じものを建てたとしても、

それはやはり別の建物、別の文化でしょう。


巡回教会だそうですから、司祭(カソリックは神父?)は常在ではなかったのですね。

不審火なのだとか。

完全に焼け落ちた教会は、キリストの磔の御姿のように見えました。


「心が痛む」ということが、祈りの原点、なにより人間性の原点だと思う。

失ったものは決して戻らないけど、

この気持ちだけは失いたくない。