おでかけ大好き

お金のかからないおでかけ&ささやかな幸せ&読書など。毎日楽しいことばかりだといいのにな。

結界

2012-07-19 10:13:16 | 日々喃々
まだしゃべり始めの小さい頃、

カッパくんを「ちっちぇくん」と呼んでたな。

よく「ちっちぇ、ちっちぇ」とつぶやいてたから。

なにが????自分?


ナッパちん、帰宅後、空のお弁当箱を出しながら、

一緒に入れた保冷剤を「またひえひえになってね♪」と冷凍庫へ。

スバラシイ、おとーさんすらできないのに。


寝る前、ナッパちんが赤ちゃんの頃より愛用のピンクもっく

(ピンク毛布の意。実際はガーゼケット)を、

ピンクを表にぴっちりピンと(夏は)敷いた上に寝る。

なんびとたりとも、もっくの上に乗ることは許さじ。

ましてや皺がよると、大騒ぎ。

最初からやり直し。

その儀式、こだわり、まさに陰陽師の結界のごとし。

眠りに落ちて、数秒後にはぐっちゃぐちゃになるのにね。


朝方、なにかが遠くから走ってきて私の上にどーん。

どうやら、お兄ちゃんを乗り越え、

お父さん方面まで転がっていったナッパちん、

急ぎ走って戻ったようす。

結界は他者をハジくけど、自分は簡単にはみ出しちゃうのね。























ヘルタースケルター

2012-07-19 07:57:24 | 映画
映画館で観てよかった。

蜷川実花の映像美。

めくるめくファッション、光るフラッシュ。

仮面のようなお化粧。

お部屋の中もキラキラ、じゃらじゃら。

幻覚の中も、極彩色の蝶が舞い、

色とりどりのお薬カプセルが溢れ・・・・。


私にはファンタジーな世界だけど、

美への憧れって女性の本能なのかな。

「幸せになりたい」=「堕ちるとこまで堕ちてみたい」に思える。

求め始めると突き詰めてしまう、求道者なのね。


ヘルタースケルター(実在のゴーカート→しっちゃかめっちゃかの意)

な言動に見えるけど、

「飽きられたくない」の強迫観念が、

「見たいものを見せてあげる」

という他者への追従のカタチになるとしたら、悲しいね。

それは幸せや安楽からは、ほど遠いから。


原作は自身が伝説の岡崎京子。

読みたいような読みたくないような。

女性キャストは、エリカ様を含め、ガチすぎるほど。

漫画での世界をすべて表現できてるハズはないけど、

傲慢と哀れが見え隠れするエリカ様と蜷川実花が、

威風堂々世界を張ってる。


映画全般がカラフルだったので、

エンドロールがモノクロでシマったね。

協力の服飾メーカー、雑誌がこんなに多いのも初めて。

それにレディースデイとはいえ、珍しくほぼ満席。

年齢層若めで、ロン茶なレディースが多いのに、びっくり。

それはいかがなもんか・・な赤ちゃん連れも。

それじゃあママさんも楽しめないでしょう。


充分堪能したけど、邦画って全般長いね。

90分超えると、集中してても意識が飛び始め(寝てるわけでなくても)

映画としては損かも。

製作者としては、キルのは惜しいでしょうが。

ハリウッド映画は100分以内が鉄則だとか。

アメリカ人集中力短いとバカにしてたけど、

私も充分アメリカナイズされてるわ。