おでかけ大好き

お金のかからないおでかけ&ささやかな幸せ&読書など。毎日楽しいことばかりだといいのにな。

ポチのお仕事。

2019-09-09 11:08:46 | 日々喃々
ポチさん、いつの間にかしれっと上がり込んで、ムスメのマクラのうえでお寛ぎ。


台風一過。静岡県西部は夜中に海上を通過し、幸い風雨の影響なく。

伊豆はすごい状況だったので、少し西よりの上陸だったら。日曜夜でなく、平日夜だったらオットも帰宅できかったかも。昨今の災害は他人事でないですね。

今なお関東を覆うでっかい勾玉のような台風。玉の尾で張り倒されそう!

関東方面の皆さんご無事でしょうか。


月曜の朝、ムスコなかなか出ず。つらたん。

仮名ナスオ(ナス好きな友人)のために、お弁当とは別パックでナスを用意したというと、「おー助かる」とか言ってたのに。

悪人とは一見親しみやすく感じがいいものなのだとか。悪玉コレステロールもだなっ!

話はあれこれするのだけど、最近読んだ本。


螺旋シリーズ3冊目。かなりのぶ厚さ!

「桐島、部活やめるってよ」のように周囲の人たちからの語りで、主人公たちを浮き彫りにしていく手法で、章ごとに目線が変わり飽きません。

朝井リョウさんは、ゆとり世代の代弁者と思ってましたが、昭和なワタシでもザラリとする心当たり。

順位付けをして勝たなければ気が済まない人、問題に気がついても傍観する人。
どこにでもいる。

昨今は争いを好まなくてもこの無関心こそが諸悪と言われることもあるね。時代によって、螺旋のように価値観、善悪は渦巻く。

お互い干渉せずと壁を作って分断するのか、わかりあえないとわかりつつ対話するのか。

正直、生きがい探しを求めて疲弊し、死にがい探しになってる!?というのは、心がザワつくところ。

子孫繁栄だけが生きる目的でなくなった昨今、自分や他人のために生きなくてはならないの!?
ただ生きてるだけではダメなの?

ムスコの顔が浮かぶ…。
とても実感のある読書でした。

これから生きねばならない若い世代はもちろん、子育てや仕事が一段落しちゃてこれからなにすればいいのーなワタシ世代にも実感がもてる一冊かと。

結局、部屋に侵入したポチに「兄ちゃん起こしてきて」と階段に置いたところ、

自らムスコの部屋に行き、ニャーニャー訴え、無事ムスコ、ポチと共に降りてきました。

猫の手も借りれる!
明日からこれで