こだわりメモ帳

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・ 北のまほろば

2008年01月23日 | ◆ こんな本

庭から見る司馬さんの書斎


 今年は「北のまほろば」の地を訪ねる予定である。
年にいちど遠出をする古代史散策の仲間は、まだ行かぬこの地を考えている。
それもあり、勉強のためしばらくぶりで「街道をゆく」をよむ。
「北のまほろば」は、司馬さん亡くなる2年前の作品であるが、
連載した週刊誌は、一年間さぞよく売れたことであろう。それほど面白かった。
余談である。中高生のころであったか、
同じように連載の吉川英治「新平家物語」を毎号の週刊誌から切り離している父親を覚えている。
覚えているのは、その小説頁だけ紙質がよかったせいかも知れない。
古代史で訪ねるとき、三内丸山遺跡中心であろうが、街道もここに頁数をたくさん割いていて、
この一大集落から土器だけでもダンボール箱数万個出現、薬師寺三重塔に匹敵する望楼柱跡が出た。
縄文文化(4500年前)では、近畿に対して優位に立っていた、という。
津軽と南部のこと、太宰治や棟方志功、会津藩の下北移住などがことのほか読ませる。
旅行が待ち遠しくなってきた。
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