今日の読売に久々のヒット作がでた。 「こうはなりたくない」作平城咲絵、長田弘選。作者は練馬区の小学6年生。 小6となかったら、 だれもが、ぎくっとくる詩ではないか。 70才にしてこれを読むと、ギクッがとてもつよい。 |
ウォーキング中の携帯photo 2011.8.16 |
送り火がある今日は天気がよくて良かった。 お盆は迎えがあり送りがあり、それも京都が一番であり、 今年はかつてない未曾有の年、鎮魂の年である。 前に東山にハイキングし、火床を見たこともあるがそれは大きいもので、 ここからは市中が見渡せた。 それだけに今年思うことは、何故影響は無いと判りながら燃やせなかったのか、 線量は測れば出るに違いなく、その値が問題なのであり、 影響はなければ無いと、判っている人が何故コメントできなかったか。 京都は学問のある街で、先生方がたくさん居られる。 判っている人が発言しないのは責任放棄でなかろうか。 京都からの影響力をもっと発揮してほしい。 TVの100年インタビューで、立花隆も言っていたが、原発問題の解説・討論で 知識人が一方に偏っていたことが問題で、高度な科学は見る両面からの 意見を戦わせて一般人に見えてくる。早くにメルトダウンしていると言っている 学者を何故TVに出さなかったのかと。 |
asahi.comより |
夏にはいる前、ある週刊誌でこの作家を知る。 自分を偽らず、正直に生きていることがすぐ判る記事であった。 それからすぐこの作家の予約をいれて読みはじめた。 最初が「乳房」、女優夏目雅子が若くして死んだことは知っていたが、 旦那が作家であることはあとで知った。 これを読むと、どれだけ惚れていたかよくわかり、物書きの悲しさを知る。 その後、今年のヒット作という「いねむり先生」を読むことになる。 この小説の主人公は知ってはいたが、わき道の小説家とひとりゴチていた。 ナルコレスピーとは不思議な病気をもち、考えられない症状であることが 私小説風のこのヒット作によく描かれている。 その後、病気の主人公が書く「引越し貧乏」を読むと、つれ合いとの生活が垣間見れ、 次の興味は、嫁はどんな女であったかにつづく。 知らなかったが、嫁もだんなを送ったあと、私小説を書いている。 このいとこ同士は、籍を同じにしてないがいい連れ合いであった。 |
ナシ |
暑いときは中で本読みにかぎる。 伊集院静を読んでいて、色川武大『引越貧乏』、『狂人日記』に 繋がってきたが、暑いときにちょうどいい。 ナルコレプシーという奇病のせいだろう、若いときから平凡でない生活と、 戦後の時代背景や、体験できない病気のこともあり見れない世界が垣間見えた。 50才の記念企画でスタートしたが、遅筆もあり60才になりようやく完結。 この短編集は10年の歳月が7篇の裏の流れになっている。 面白かったのは、夫婦の会話形式ですすむ「引越貧乏」で、 二人は従兄妹通しとどこかにあったが、世間にこんな夫婦もあるのや。色川武大(1929-1989) |
遠 | 中 |
近 | 番外 |
南光町 2011.7.26
ヒマワリに元気を貰って帰った。 久しぶりの南光町で、ただ北河内からは少々遠くて閉口する。 とは言え、行っただけのことはあり、ここのB級グルメのホルモン焼きうどんも美味かった。 ヒマワリ開花状況 |