硝子梟 retouch2
グループ写真展に出展する4点が決まった。色味が合わない1枚の試しプリントを経て決まった。
今回は4点組みと高いハードルを課せられ、2Lによるセレクトは緊張の中すすんだが、
1点が他の3点と撮影時期が異なり、そのためか色味が合わない。合わせたい見本をつけ試し焼きをする。
色味合わせはまだ少し残っているけれど4点決定となる。
困ったことにタイトル付けがいつも悩ましい。
4点から浮き出てくる精神性を言葉にとのアドバイスで候補が見つけられホッとする。
つい、写っている状況説明になりがちで戒められる。
少し前の谷沢永一の「物を考えるとは、思案するのに唯一の媒体である語彙を豊かにするしかない」の通りで、
乏しい思考と乏しい語彙のなかで、タイトルでは苦しめられる。12月の開会が楽しみだ。