・ 天神祭り 2011
久しぶりの天神祭りだった。
あれは50年近く前のこと、若いころの景色もあり、
いまはただ懐かしい。
久しぶりの天神祭りだった。
あれは50年近く前のこと、若いころの景色もあり、
いまはただ懐かしい。
![]() 『南洲残影』 ・江藤淳より |
何かのきっかけで南洲残影をよむ。 暑い中で読み始めたが、これを吹き飛ばし何故かおもしろい。 作家は西郷が好きだったのだと感じたが、 あわせて明治改革の凄さ、悲しさをおもい知る。 『南洲残影』 |
![]() 『富 士』 ・ 大山行男 |
富士山を撮りたい。 撮影計画を作るごとに思いはつのる。 大山行男(1952-)の写真集「富士」を久しぶりにじっくり見る。 24歳頃から富士の魅力に惹かれて撮り続ける写真家はやはりすごい。 代表作となる49歳のときの写真集。巻末に載る手記から・・・ カメラを構えて富士をとらえていると思ったら大間違いで、 自分自身の内面を富士の姿を借りて写真に写しているにすぎない。 富士は感性と無垢な魂を養うことも要求させられる山である。 これは、"富士から学んだこと"の中で、数多の富士との体験を記した後半で語られているが、 一つことに突き抜けた人のみが語れる大きな言葉だと感じて読んだ。 大山行男写真展・・・下方のプロフィル内で「富士フイルム ウェブ写真美術館・大山行男」にリンクし写真が見れる。 |
![]() . 表 紙 . | ![]() 本文1頁目 (府立図書館の蔵書ながら青梅図書館から来てる) |
日ごろ楽しむ写真は、身近な写真芸と言えるのか・・・・・ 見て楽しい、見てハッとする写真ができるといいと、 日々ここに向かっているつもりで、 写真は撮って始まるから、まず何を撮るかで分かれる。 つぎに、仕上げた後、できたものを見分ける目がいる。 これがなかなか曲者で簡単でない。(写真家ブログ) 教室では、いい日本画をたくさん見なさいとよく言われる。 この「美を求めて」という本は子供のために書かれたと聞いたが、 著者小林秀雄は、美しいものは人を沈黙させる力があるという、 絵や詩や音楽はよく見て聴いて感じなさいと。 いいものに感じるやさしい心をやしなうことが肝要とある。 |
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感銘をうける写真展だった。 作品は、富士山上に長期滞在し雲平線を撮り続けた稀有な題材である。 会場で作者に聞けた話に感銘をうけたが、 作品だけでは分からない部分に感銘はあった。それは、 このきれいな雲の下には色々な街の生活があると気づき、大きな俯瞰の気分が生まれた。 つぎは、山を降り都内にいるときも山の上にいたときの気分が生まれた。 それは、街の生活をしていてふと雲を見上げると、 山の上にいて、下の街の生活が脳裏をよぎる、ということで、 街にいながら、上にいたとき沸いた下の生活のイメージが見える。 これは不思議な感覚です、と言う。 体験したことがない状況に、頭をめぐらせられなく想像がつかない。 きれいな雲海の写真から見えることは、汚い世界のことは決して現れづ きっと、いいイメージの世界が広がっているのだろう。 心斎橋アセンス写真展 |