こだわりメモ帳

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・ 『坂の上の雲』 はじまる

2009年12月05日 | ◆ メモ

第2回が楽しみ


 坂の上は、司馬さんが40代の10年を費やした代表作のひとつ。
時代を調べつくし書いた結果は、この後の仕事において、
この時代を降った舞台の小説がない。書ける人物、書ける題材がなくなったそう。
だからこの小説は司馬さんにとりいち大エポックなはず。
 坂の上においては、戦況の時間と場所を間違わずに書くという作業がつづき、
些細な事実でも間違えれば無意味になってしまうと、
緊張で心が、かさかさしてくる。と他所で書いている。こういう時、
空海の漢文「四六駢儷体」というのを読んで精神が癒されたという。
これが後の空海の風景につながっていくとは、
まことに読書好きで書き物好きなのだと思わせる。
坂の上のTVドラマをいえば、不思議と新聞、週刊誌が評を上げないこと。
同業TV界は他人をいうことは無く、静かなのはいいとして、
週刊誌が静かなのは不思議なことと言える。
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