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「うまくなってから」では遅い。 「わたしはここよ」より。 「うまくなってからなんて言ってたら、人生は終わってしまいます。うまくなるより前に死んでしまいますよ」 と、短歌教室で言うと皆がドッと笑う。人生は・・・山あり谷ありの雑用雑事の山盛りで、 ・・・なかなか時間がとれない。けれど時間も待ってはくれない。・・・、 短歌という文芸は、ひとりでやっていると、どうしても閉塞しがちに、ひとりよがりに、なりやすい。 自分で気がつかないうちに妙な癖がつきやすい。・・・うまくなったと錯覚してしまいがちなのである。 自分の歌の良し悪しが自分ではなかなか分からない。 他人の歌なら一読たちまち評価できるのに。 これは「わたしはここよ」のつづきであるが、 歌の世界を写真の世界に置き換えても、同じことが言える気がする。 今日、河野裕子短歌賞が創設されたニュースを読み続編とした。 |