こだわりメモ帳

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・ 正倉院展はおもしろい

2007年11月06日 | ◆ メモ

2007 正倉院展


 3,4日くずれていた体調が戻り正倉院展に出かけた。
ポスターの写真や新聞に紹介されている写真と違う展示に合い、こんなことって有っていいのかと驚くことあり。
それは水牛の角の刀子のこと。いい意味での驚きで一番見たかったものなので余計感じる。
「小三合水角鞘御刀子(三本組の小刀)」は、案内ポスターや新聞では
柄と刃が一体の小刀で、別々に3本ならべて紹介されている。
本当は、会場では10cmくらいの柄だけが束ねて組み合わせられ、
それとは別に、キラキラした刀色の刃渡り5cmくらいの刃は、一本一本別々に3本置かれていた。
水牛の角のきれいな黄茶色の鞘と、キラッとした刀の全身が見れ、全体がよく見れる。
きれいすぎる刃の色が不思議と思っていたが、もういちど見に戻った時
刃は出す前に磨いていると、偶々近くに来ていたVIP案内人らしき人が説明していて了解した。
今で言えばこれはペーパーナイフ、文具に凝るのは今も昔も同じやなぁー。

もうひとつ気に入ったのが、「布袍」ほうほう という服・麻の単の作業着。
麻特有の浅黄色の無地で、台上に平置きされていたが大きいシンプルな服である。
ポスターにも新聞紹介にも登場していない。
破れはないが、右の袖とかヒザのあたりが変色していて、これを着ている古代人がへんにリアルに偲ばれる。
写教生への支給品と説明されていたが、それにしても腕の長い大きな服である。
聖武天皇遺愛の品という宝物ではないが、こういうものも見ていると夢が広がり楽しい。

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