
映画好きにはたまらない名作4本立て上映です。
近所のよしみでここにご案内します。
・木下慶介 女の園 野菊の如き君なりき
・黒澤 明 生きる 天国と地獄
上映場所:大東市立 サーティホール(JR学研線・住道下車徒歩5分)
日 時:11月28日(日) 10:00~19:23 終了
* 自由席で当日券500円
近所のよしみでここにご案内します。
・木下慶介 女の園 野菊の如き君なりき
・黒澤 明 生きる 天国と地獄
上映場所:大東市立 サーティホール(JR学研線・住道下車徒歩5分)
日 時:11月28日(日) 10:00~19:23 終了
* 自由席で当日券500円
がしかし、人は限られた生の中を瞬間的な生死を繰り返しながら衰えていくし、それを促しているのは、一時として止まることの無い社会や環境、時の流れだ。
ということは、一度手にした実感はすぐさま捨て去るか、全力で否定し、新たな実感を模索しなくてはならないってことなのかな。
その模索する姿こそが唯一の実感ともいえるのかもしれない。
確かにそういう姿勢で、「人」を捕らえることができなければ、癒しは与えられないだろう。
人は間違いなく一人一人違うし、同じ人間でもその時々によって驚くほど違う肉体と心理をみせる。
だからこそ、それを扱う人間には常に覚醒していることが求められる。
昨日の法則を全力で否定しながら、その都度適した法則を探す姿勢を失わないことがただ一つの答えともいえる。
黒澤明監督の「生きる」に登場する志村喬扮する渡辺は、余命を知らされて初めて作業しかこなしていない公務員生活を見直すことになる。
特筆するまでもなく誰にでも訪れる「終わり」を認識することは、今日の日が暮れるのと同じくらい当たり前のことだ。
にもかかわらず今日も僕は、しなくてはいけないことしかこなしていない。
先は長いね。
いや、短いのか。