こだわりメモ帳

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・ お水取り通い

2007年03月09日 | ◆ 季節の写真
 8日目のお水取り、今年3回目の出動となる。
人の出が多い日は避け、比較的空いているウィークデーに出ることになる。
7時から始まるお松明に午後から出掛け場所を確保し、待つ間は近くのカメラマンとおしゃべりで過ごす。
青春18キップで横浜から来たという若者をまじえ、この日は時間が過ぎた。
通うごとに写真は撮れてはいるが、思うようなものがなかなか揃わない。
なかなか撮れないから、何度も追っかける。
 2007.3.8 撮影

修二会會参籠宿所入口を連行衆がゆく

黄昏る6時前には堤燈にも灯が入り

参籠所は講の人の法話が・・・

10本目最後のお松明をデジカメでも撮る

松明をかかげる童士さんが松明をつくり

12日に使う籠松明も勢ぞろい

老鹿も見物しながらのんびりとゆく

白梅紅梅蝋梅が石段の奥で咲く
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・ 芽吹きどき

2007年03月08日 | ◆ 季節の写真
中之島公園・天神橋付近の大川にそよぐ柳の木が新芽でいっぱいです。







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・ 「暗 闘」

2007年03月06日 | ◆ こんな本
 著者は昨年司馬遼太郎賞を受賞し、今年の菜の花忌会場で受賞スピーチをした。
その話し振りは、現場の第一線で活躍する学者型研究者というイメージで映ったが、
受賞作を語った中味がおもしろそうで、花園図書館から借り出し読みふけった。

「暗闘 スターリン、トルーマンと日本降伏」長谷川毅著 中央公論 2006.2刊  3,200円

中味は、
太平洋戦争はいかに終結されたか、日米ソの動きを詳細に調べ書き上げたもので、
ソ連の動きを含めた太平洋戦争の歴史書はかつて存在していない。
トルーマンは原爆投下しソ連参戦前に戦争終結をはかった。
スターリンは、日本が降伏する前に満州に侵攻、参戦することが最大の目標であった。
無条件降伏を天皇が受諾した8月14日以降に、ソ連軍は満州、樺太に侵攻した。
さらに、千島、北海道への攻撃を命令し、千島を占領する9月5日まで侵攻は続いた。
日本はソ連を頼りに戦争終結を願望し、ソ連は日本を国益追求に利用した。
和戦派は天皇制維持のため早期終結を、継戦派は国体維持のため本土決戦を画策。
継戦派は原爆投下後もなお継戦を続けた。
「現人神」から「人間天皇」への転換は、戦後占領下になされたのでなく、
降伏決定の過程のなかですでに行われていた。などなど、
歴史教養にうとい身にとり、新発見もあり大変おもしろい本であった。
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・ 卒業の季節

2007年03月05日 | ◆ メモ

神戸梟


 3月は卒業の季節。
自分にとり、なにが卒業でき、なにが卒業できないのだろう。
5年使ってきて写真のたのしみを味わった本体F80-Sは去年はほとんど卒業した。
これくらいで、あと卒業を見つけることは少ない。
一方の卒業できないことは捨てるほどになる。
まずフィルムのたのしみはまだまだ卒業できない。
コダックはポジの代表であるコダクロームを販売終了した。
富士はポジで人気のISO50商品を在庫きりで終了発表したが、
愛好家のリクエスト多数でこの春から仕様変更して再発売される。
まだまだデジタルに出きない表現の世界がある。
これは未だ卒業できない。

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・ 「外交敗北」

2007年03月05日 | ◆ こんな本
 気になる新刊本は図書館に予約を入れ読むに限る。
読後の保管場所はいらず家計にやさしく、年金生活者の基本的生活である。
読み始めたホンが全部おもしろいとは限らない。
むしろ全部読み通せるほどの当りは半分も無いのでは。
そんな中、このホンはおもしろかった。

「外交敗北」 重村智計著 サブタイトル 日朝首脳会談と日米同盟の真実 講談社2006.6刊

TVにも出ていて、いつも簡明直裁にコメントしている著者のめちゃめちゃ良く判るおもしろいホンである。
中味のポイントは、
2002年、米国が北朝鮮の濃縮ウラン計画を知り対北路線を変えようとしていた時、
それを読めぬ外務省のペースで、米にも知らせず小泉首相は
北と首脳会談を実現させ、日朝国交化へ動き始めていた。

拉致解決と核放棄で、我国がとる外交スタンスを示唆している。

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・ お水取り

2007年03月04日 | ◆ メモ
 今年も東大寺二月堂のお水取りが始まった。
まず2日に行く。カメラを持って行くので人出が多くない平日を選ぶことになる。
たとえ大仏殿が戦火に晒された年も、過酷な大戦中も含めこの行事は一度も欠かされた事がないという。
今年は何度通えるか。通える日には通いたい思いでいる。
初日の日の夕刊に、「春告げる水の旅」という囲み記事が出た。
見れば、この署名記事はボランティアでいつもご一緒する方のご家族である。
お水取りの香水 (こうずい) は、福井の小浜から送られることは知られているところであるが、
これによると、奈良と小浜はちょうど真南にあたり、水質もよく似ているという話とか、
西鶴も世間話としてこれらを題材に書いているとか、
東大寺開祖の良弁和尚は、この香水をとる小浜のこの地が出である縁とか、
ほか色々、中味の濃い一文が書かれている。




灯りに照らされ、修業僧は二月堂に入る

************2006年のポジから2枚




このお松明で、お堂の下は大歓声が起こる

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