●中町通り
「なわ手通り」から、「中町通り」に出てきました。
一方通行の道路の左右に、バリアフリーの歩道が整備されています。まず東に向かって、あの大きな木のあたりまで行き、そこから引き返すことにしました。
行ってみると、今では珍しい手押しポンプがありました。と、ここで、
「あっ!! ここ、さすらい署長がチャリで走っていたところだ!」
セリフまで覚えているこの記憶力、間違いはありません。
家に帰って確認したら、
ほら、この通り。
引き返してきました。
「なわ手通り」から、橋を渡って出てきたのは、右のナマコ壁の家のところです。
この通りはかつて、酒造業や呉服などの問屋が集まり栄えていたところ。たびたびの大火から守るために土蔵が造られ、それが現在でも残っているんですね。
「こちら、酒蔵ですか?」
違いました。酒蔵の建物を移築し、かつての商家のたたずまいを無料で見学できる蔵シック館でした。中に入ると、
吹き抜けになっていました。
上がって部屋を見学させてもらっていたら、
中庭にアジサイ。この日も松本は夏の暑さ、アジサイも弱り気味でした。
見学を終え、通りに出てきました。
このあと駐車場にもどり、そこから少し南に移動しました。
●深志神社
「中町通り」から、深志(ふかし)神社にやって来ました。
朱色の鳥居をくぐると、
菅原道真の子供の頃の像がありました。
右の石碑には、11歳になった道真が詠んだ「月夜に梅花を見る」と題した五言絶句が刻まれていました。
ということは、ここは学問成就のご利益があるということですね。
への次郎 「じゃ孫のこと、頼んどこ」
奥さん 「ちょっと、ここ! 『白線流し』のロケ地じゃない!?」
奥さんから、思いもよらない単語が出てきました。帰って調べたら、確かに。七倉園子たちが集まっていた神社でしたね。
●大信州
そろそろお昼です。今回の信州温泉旅、締めのランチもそばにしました。
「せっかくそば処に来たんだから、変わったところに行くかぁ」
ということで、山の中に数軒のそば屋が集まっている唐沢そば集落に行くことにしました。
そこをめざしていたら、「大信州」の文字が目に飛び込んできて、急停車。
「やっぱり! 酒蔵だ」
「番外品」と書かれた赤ラベル、やけに目につきました。
「別囲い純米吟醸 番外品生 大信州かぁ」
期待できそうな文字が並んでいました。
「これ、ください」
つづく