この日、岐阜県恵那市の市街地から、西に車を走らせました。山に向かって国道をグングンのぼって行ったら、
看板があって、そこで左折。
すれ違いの難しい細い山道をさらに進むと、
奧さん 「ほらあそこ、棚田!」
への次郎 「駐車場は左上かな」
駐車場に着きました。車から降りると、
ルフィ案山子が出迎えてくれました。ここは棚田百選の坂折棚田です。
案山子の横に立って、棚田を見下ろしたら、
奧さん 「稲刈、ほとんど終わってるね」
への次郎 「そうだね、来るのが遅かったかな」
このあと、左に回り、左上から下におりて行くことにしました。
向かいの山は笠置山。
ここから下りて行くと、
田の神様がいて挨拶。
への次郎 「ご無礼します」
稲に近寄ってパチリ。今年もしっかり実っていました。
さらに下に行くと、
への次郎 「どこも、真ん中だけが刈り取られているね」
奧さん 「そうだね。真ん中に、はぜ掛けがある」
近くで作業をしていた人に聞いたら、田んぼのオーナーが稲刈とはざ掛けをしやすいように、事前に刈っているんだそうです。
そういえば、ここには棚田のオーナー制度がありました。
ヒガンバナの向こうに、まだ稲が残っていたので、行ってみました。
ここで、下に行くと、
稲が刈り取られたままで、はざ掛けは、これからのようでした。
近くに立っていた棒の先には、赤トンボ。
よく見ると、稲が刈り取られた田んぼの上を、無数のトンボが飛んでいました。しばらく、秋の棚田の風情を楽しんだあと、
への次郎 「さぁ、引き返そうか」
奧さん 「誘導するように咲いているね、ヒガンバナ」
帰り道は、石垣がよく見えました。これなんか、まるで古城の石垣!
こっちは、二段積みの石垣。
草取りがしやすいように、二段になっているそうです。
駐車場の近くに戻ってくると、
真下の棚田に、コンバインが入っていました。
への次郎 「ここを刈り取ったら、あとはオーナーの稲刈を残すだけだね」
奧さん 「そうだね、秋の歯車がまた一つ、回るわ」