「秋のいろどり市かぁ」
幸兵衛窯から、蔵出し市の案内が来ていました。
「行ってみますかぁ」
ということで、この日曜日に行ってきました岐阜県多治見市市之倉。
市之倉のちょっとはずれに駐車し、川の右岸を徒歩で近づくことにしました。
この川は、市之倉川。市之倉の集落を抜け、庄内川(土岐川)に流れ込みます。
ここは春に来て、桜の写真を撮った場所。吉窯(きちがま)の前です。
「桜シーズン以外は、絵にならないなぁ」
右岸をさらに進み、橋を渡って左岸に来ました。
「えっ!? この橋、『おいぬさまばし』と言うんだ!」
右岸に戻って確認すると、漢字で「御犬様橋」と。綱吉の時代に造られたものでしょうか。そんなことを考えながら左岸を進み、前方の橋のところで左折しました。
すると、広場が見えてきました。
左の屋根がある部分はさかづき横丁と云って、店が出ていました。突き当りにキッチンカーと、観光バスが2台。右奥の建物は、イタリアンのお店です。
この広場には、全国的にも珍しい、盃に特化した美術館があります。
左の建物がさかづき美術館、右の建物は作品の展示販売所。広場には臨時にテントが張られ、お店が出ていました。
女性たちの後について、展示販売所に入ってみると、
壁に沿って作品を並べた棚。その前では、テーブルに作品が並べられていました。
「おっ! 家紋入りのぐい飲みだ」
わが家の加賀梅鉢は見当たりませんでした。
陶器以外に、工芸品もあるんですね。
陶器の下にガラス製品もありました。
一通り見て、さかづき横丁に出てきました。
お店をのぞきながら、向こうに行ってみました。すると、
聖人の石像があって、横に幸兵衛窯ののぼりが立っていました。
めざす幸兵衛窯は、この道の先です。
つづく