「じてんしゃひろば」に向かって走っていて、急停車!
「真っすぐな、一本道だ」
横の田んぼを見たら、広い田んぼの向こうの麦畑の中に、一軒の家。
奥さん 「ポツンと一軒家じゃない」
への次郎 「まさか。農機具を収納している倉庫だよ」
「でも、人が住んでいるような…」と見ていたら、目の前の自転車専用道路を親子が自転車で疾走して行きました。
「じてんしゃひろばは、あっちのようだ」
親子を追いかけることにしました。
●じてんしゃひろば
親子は、この橋を渡ったような…。
橋のたもとで、上流方向を見ました。
「鏡のように映ってる」
下流方向は。
北アルプスの方向に流れていました。写真では分かりませんが、かなり速い流れでした。
この水路、拾ケ堰(じっかせぎ)といって、江戸初期に農民によって造られた農業用水路です。水運としても利用されたそうですよ。
「今でも、長野一の米どころ安曇野を潤しているんだなぁ」
橋を渡り切ると、
ありました、「じてんしゃひろば」の看板。親子は、この先に行ったのでしょうか。
先に進むと、
公園になっていました。親子の姿はありませんでした。
水路を見ると、
ずっと先まで続いていました。
「よし! われわれも水路の先に向かって出発だ」
と、駐車場にもどったら、人の声。
「このコスモス、安曇野で一番早く咲くんですよ」
声の方を見たら、ほんと! 6月にもう、咲いていました。
地元の人でしょうか、数人の女性でした。
そこで、あの麦畑に咲いていた花について聞いてみました。そしたら、麦畑を指さして、
「一面茶色の麦は食用の麦、花が咲いているところは飼料用の麦。飼料用の麦の種の中に、花の種が混じっていて、あのようになると聞きましたよ」と。
「うん??」と思いましたが、地元の人が言うんだから、間違いないでしょう。そう納得し、水路に沿ってさらに東に進みました。
●北アルプスの展望
大糸線をこえてカインズホームにやって来ました。ここの屋上駐車場から、北アルプスがよく見えるんですね。で、上って行くと、
「ありゃ! 残念、見えない!」
この日は蒸し暑く、雲が出ていました。
目の前の雲に隠れているのが常念岳(2857m)、その右に見えているのが横通岳(2767m)です。
その右側を見ると、
富士山に似ている右の山は、有明山(2268m)。
さらにその右側は、
「う~ん??」
もやっていて、はっきりしませんでした。
急にお腹が空いてきました。
時計を見たら、もうお昼。今日のランチはそば。前もって調べていたそば屋をめざし、浅間温泉に向かうことになりました。
つづく