先日、新聞の折込に栗きんとんのチラシが入っていました。
「もう栗の季節か、秋だなぁ」
こちらで栗きんとんと云えば、岐阜県中津川市です。人口75000人の小都市ですが、栗きんとんを製造販売している店舗が、約20軒もあります。江戸中期より、中山道の中津川宿で旅人に提供していたそうで、今では「栗きんとん発祥の地」を自称しています。
ということで、秋の恵みをいただきに国道19号を中津川まで走りました。道端に咲いていた彼岸花やコスモスを見ながらやって来たのは、JR中津川駅前の駐車場です。
「確か、向かいの1階に物産館があったような…」
近づいてみると、入口ににぎわい特産館の旗が立っていました。
女性たちの後について入ってみると、
市内各店舗の栗きんとん、野菜などの農産物、お酒や栗おこわの弁当などが販売されていました。
一番目立つところにあったのがこれ、栗きんとんめぐり。
手前の「風流」と奥に置かれた「ささゆり」の2種類があって、それぞれ市内7店舗の栗きんとんと煎茶が詰め合わせになっていました。どちらも2300円。
「ささゆり」を買って、家に帰って開けてみると、
お品書きに、7店舗の栗きんとんと煎茶1袋が入っていました。
左上から松葉、信玄堂、川上屋、梅園の栗きんとん。右上は煎茶、その下は柿の木、新杵堂、満天星一休の栗きんとんでした。
早速いただきました。選んだのは信玄堂。
中津川産の煎茶をねずみ志野の茶碗に注ぎました。和菓子切で栗きんとんを割って口の中に入れると、しっとりとした食感に、栗の香りと甘味がぱっと広がりました。
「ほっ、秋だのう」