への次郎が行く

カメラと地図を片手に気ままに出かけます。

北陸復興応援の旅① 橋立

2024年06月08日 | 旅行

への次郎 「いしかわ応援旅行割、まだ空きがあったよ!

奥さん  「じゃ、すぐ申し込んで!

ということで、急に北陸に出かけることになりました。

 

 

この日、東海北陸道を北上、白鳥ICから一部下道も経由して中部縦貫道から北陸道に入り、加賀ICでおりました。

 

やって来たのは、以前から行きたかった石川県加賀市橋立です。

(Google)

かつてここは、「日本一の富豪の村」。一航海で千両の富を生み出した北前船の船主の豪邸が残っていて、国の重要伝統的建造物群保存地区になっています。

 

 

出水神社

観光駐車場に車を止め、先の路地を右に入って行くと、出水(いずみ)神社がありました。

地元の人から、珍しい狛犬があると聞いて入って行くと、

 

倒れた石燈篭を発見。正月の震災で倒れたのでしょうか?

一番奥まで行ってみると、社殿の中に、

 

一対の木製の狛犬がありました。珍しいものとは、これでしょうか?

木製の狛犬を鑑賞し、ついでに旅の安全も祈願しました。

 

 

北前船主の屋敷通り

鳥居のところに戻って来ました。

じつはこのアングル、浅見光彦(沢村一樹主演)の『化生の海』に出てくるんですよ。

 

鳥居をくぐると、狭い石畳の通りが伸びていました。

前方の大木があるところは蔵六園といって、かつて北前船主の豪邸がありました。

 

現在は公開されていて、内部を見学できますが、先を急ぎました。

 

蔵六園の向かいには、小さいバラが満開。

 

前方の二階建ての建物までが蔵六園のようです。大きいですよね。

さらに進むと、

 

地元の人が出ていて、情報を収集。

この先にも、北前船主の豪邸があるとのことでした。

 

ここですね。今は北前船の里資料館として公開されています。

への次郎 「ちょうどお昼時だね。ご飯の後にしようか、見学は

奥さん  「ほら、あそこ

 

 

食処舟重

奥さんが指さした方向にランチの看板。でも、普通の家で、暖簾は出ていませんでした。

 

玄関まで行って、思い切ってドアを開けると、食事ができるとのことでした。

中には、すでに先客。この日は、我々を含め客は4人だけでした。

 

メニューはなく、お茶を飲みながら待っていたら、出てきました。

メインは煮魚、刺身(鯛とホウボウ)、天ぷら(野菜の下には、メギスのすり身を大葉で巻いた天ぷら)の三品。いただてみると、

 

への次郎 「この刺身、スーパーで買う"熟成刺身"とは別物だね

奥さん  「ほんと、こりっこり。魚は日本海だね

 

 

北前船の里資料館

新鮮な魚を堪能して出て来たら、樹齢200年のシイの木が出迎えてくれました。

船板を使った塀の下の石は笏谷(しゃくだに)。福井県でとれる貴重な石で、濡れると青色に変色。「ふくいブルー」というそうですよ。

 

入館料350円を払って入ると、大きな提灯!

ここは北前船主・酒谷長兵衛の邸宅でした。ここから上がると、

 

いきなり30畳の大広間! 

敷地面積千坪の土地に、何棟もの建物が建っていて、

 

たくさんの展示品がありました。なかでも、いくつもあった北前船の模型と、

アイヌ屏風絵に目が釘付けになりました。

 

 

資料館を出て、駐車場に向かいました。駐車場に足を踏み入れる前に、

来た道を一度振り返り、それから赤瓦が印象的な「日本一の富豪の村」を後にしました。

                                  つづく