出雲の友が送ってくれた、細川護熙による薬師寺慈恩殿の襖絵と壁画の下貼り用紙は、願い事と氏名を書いて送ると、絵の制作過程で絵画の裏張り用紙として貼り込まれ、細川氏の描く絵画と共に薬師寺慈恩殿へ奉納されるのだそうです。
友は薬師寺慈恩殿でこれから何世紀にも亘って自分たちが奉納した下貼り用紙が、細川氏の絵の下支えになって、生き残る・・・と大変なロマンを感じているようで、私も思いもよらない素敵な贈り物を頂き感謝です!
薬師寺の玄奘三蔵院伽藍には、平山郁夫氏が元管主の高田好胤に依頼されて、玄奘の遺徳を称えるための絵を制作し、奉納した「大唐西域壁画」があります。 8年ほど前に、ムサビの通信課程で学ぶ仲間達と共に、奈良、京都を巡る旅で、平山氏の大作をしっかり目に焼き付けててきました。 玄奘法師の「大唐西域記」に基づき、玄奘の中国長安からインドのナーランダ僧院に辿り着くまでの壁画は壮観で、真っ白な雪をかぶったヒマラヤの峰々とその上に広がるどこまでも青い群青の空が今も強烈な印象として私の中に残っています。
今回の細川氏の障壁画もテーマは「東と西の融合」ということで、玄奘三蔵の弟子の慈恩大師の名を冠した「慈恩殿」に奉納される絵画には旅の途中で玄奘三蔵が目にしたであろう仏跡の仏や天女たちが舞う姿も収められていて、友によると明るく楽しい絵だそうです。 約7年をかけて描き上げられた66面(108枚)の障壁画は今年、2019年春に奉納されることになっているようです。
友は薬師寺慈恩殿でこれから何世紀にも亘って自分たちが奉納した下貼り用紙が、細川氏の絵の下支えになって、生き残る・・・と大変なロマンを感じているようで、私も思いもよらない素敵な贈り物を頂き感謝です!
薬師寺の玄奘三蔵院伽藍には、平山郁夫氏が元管主の高田好胤に依頼されて、玄奘の遺徳を称えるための絵を制作し、奉納した「大唐西域壁画」があります。 8年ほど前に、ムサビの通信課程で学ぶ仲間達と共に、奈良、京都を巡る旅で、平山氏の大作をしっかり目に焼き付けててきました。 玄奘法師の「大唐西域記」に基づき、玄奘の中国長安からインドのナーランダ僧院に辿り着くまでの壁画は壮観で、真っ白な雪をかぶったヒマラヤの峰々とその上に広がるどこまでも青い群青の空が今も強烈な印象として私の中に残っています。
今回の細川氏の障壁画もテーマは「東と西の融合」ということで、玄奘三蔵の弟子の慈恩大師の名を冠した「慈恩殿」に奉納される絵画には旅の途中で玄奘三蔵が目にしたであろう仏跡の仏や天女たちが舞う姿も収められていて、友によると明るく楽しい絵だそうです。 約7年をかけて描き上げられた66面(108枚)の障壁画は今年、2019年春に奉納されることになっているようです。