日曜の朝にNHKプレミアムで
放映している「ハルさんの休日」を毎週楽しみに見ています
日本各地の古民家カフェを訪ねて紹介する番組です
先日は大正時代から昭和37年(1962年)まで郵便局として使われていた
筑波の北条郵便局舎を改装してオープンした
「カフェポステン」が紹介されていたのを見て
少し遠いけれど(家から約50キロ)
いつか行ってみようと思っておりました
で
昨日午後 急に思い立って行ってきました~~
ナビですぐ近くまでは行けたのですが
どこにあるのか見つけられず困っていると
北条ふれあい館という建物が目に付きました
昔 呉服屋さんを営んでいた古民家だそうです
町の情報発信 交流拠点 無料休憩所になっているのだそうです
カフェポステンの場所を聞いてみると
係の方が案内して下さいました
北条ふれあい館から数百メートルの所にありました
郵便局の入り口だったドアの前には自転車が置かれて通せんぼ
入り口は
中に入ると
ガラスの箸置きやコップなどがセンス良く飾られ
その横に手作り箒も展示販売されていました
狭い空間を上手に使いながら
玄関の左右に客席が作られていました
到着したのが2時頃でしたので
残念ながらランチは売り切れてしまっていました
で
カフェオレと北欧風キャロットケーキをお願いしました
(見出し画像)
カフェオレのミルクは筑波の生乳とかでまろやかな味でした
ケーキの上にはとろりとした濃厚チーズがのっていて
甘さ控えめながらコクがあって美味しかったです
使っている器や店内の飾りつけにも細やかな配慮を感じました
お客さんも若者から年配の方まで入れ替わり
賑わっていました
店内に置いてあった筑波山麓マップを見ると
北条地区だけでも色々見所があることを知り
お勧めスポットなどについて聞いてみようと
再び北条ふれあい館に行きました
それからが
犬も歩けば・・・の思いがけないぶらり旅となったのでした~~
先ほどカフェポステンに案内して下さった方が
地図には載っているけれど実際には道が分かりにくいので・・・と
わざわざお寺4か所と
多気太郎(地元の豪族)の供養のために
建てられた五輪塔やつくば道道標などを
丁寧に案内して下さいました
その上
文化庁から登録有形文化財の指定を受けている
ご自分のお宅も案内して下さったのです
170年前に建てられた古民家で
昔は醤油製造業を営んでいたそうです
敷地700坪の中に全8棟の建物があるとのこと
先代の時代に醬油製造はやめたそうですが
今は手入れと管理が大変で・・・などと言いながら
元米蔵として使っていた蔵で
コンサートを開くなど
北条地区の活性化に積極的に取り組んでおられ
ふれあい館の活動もその一環なのだそうです
コンサートは現在コロナでできないでいるそうですが
以前はウイーンフィルやベルリンフィルのメンバーもやって来て
演奏してくれたそうです
蔵の中に貼ってあったウイーンフィルのメンバーの演奏写真
夫の生前にこの蔵でのウイーンフィルのメンバーのコンサートの話を知っていたら
きっと夫と一緒に聴きに行ったことでしょう・・・
案内して下さった宮清(屋号)の当主宮本 孝さん
ついでに
醤油業を営んでいた当時の店内がそのまま残されていましたので
ご紹介します
(宮本 昇一さんは先代だそうです)
北条から伸びているつくば道は昔からある筑波山の大鳥居までの上り坂だそうですが
途中に筑波山を仰ぎ見ることができる絶好のスケッチポイントもあると聞いて
晴れた日に是非描きに行こう!~~と内心ため膨らんでおります
その上
秋祭りが10月29日(日)から11月6日の間(2日は休み)あるそうで
宮清大蔵の前の古民家の主が(そのお宅も案内して頂きました)
お祭りの時に古本とレコードと喫茶のお店を開くのだとか・・・
もし差支えがなければ
処分しなければと思っていた
夫が残したレコードを寄贈できるかと図々しくも聞いたところ
レコードの専門家が見て
良いのがあれば買い取ってもらえるかも・・・と古民家のご主人
そんな良いレコードはあるはずはないと思いますが
一枚でも生きて使ってもらえたら
夫もきっと喜ぶことでしょう・・・
思いがけない話の素敵な展開にちむどんどんの気分です
つくば道入り口の道標や五輪塔などの写真はおいおいご紹介していこうと思っています
長々とお付き合い頂いて有難うございました(^-^)