曲がり角の向こうに・・・

毎日の暮らしの中でフと心に留まった人やもの、そして風景を描きとめています。 

高野山の懐に抱かれて(2)

2024-10-25 | 

高野山2日目はこの旅の目的である

御供養祭に参列するという一大イベントがありました

先ずは早朝の勤行に参列して全員がお焼香を済ませた後に

金剛三昧院ご住職のお話を聞きました

世界遺産に認定されたことで生じる

諸々の問題をユーモアたっぷりに話され勉強になりました

朝食後はゆっくりする暇なく高野山の奥の院へ

さすが奥の院には気が引き締まるような霊気が漂っている感じを受けました

 

参道を歩いてすぐにあるこの法人の供養墓の前で

僧侶の到着を待ちました

あいにく式の途中から雨が降り始め

目の前のお坊さんの頭が寒そうに見えました・・・(^_-)

高野山は寒いから防寒用品を忘れずに持って行った方が良いとの

友人のアドバイスに従って用意していった

ダウンのベストと帽子付き薄手のコートが大いに役に立ちました

シニア総合サポートセンターの母体は弁護士の方々ですが

何故ここに供養墓が・・・と腑に落ちないまま参加した私でしたが

3人の僧侶がお経の最後に小さい木の札に描かれた名前を

一枚一枚読み上げているのに気がつきました

前年に亡くなられた会員の方々の名前だということでした

昨年は約70名の方が亡くなられたそうで

お経の後僧侶の手に寄って全員の木札がお墓に納められました

ということは・・・

私もいずれ木札に名前を書かれてここに収めて頂けるということのようです

理事長の深い愛情を感じました

そして

何だか急に高野山が身近なものに感じられてきました(軽薄でしょうか・・)

赤坂浄苑だけでなく高野山にも拠り所がある・・・

ということは思いもよらない大きな安心感に繋がります🙏

交通費と宿泊費を出して頂けるなら・・・などと

いかにもミーハーな気持ちで参加した自分が恥ずかしい

供養祭は滞りなく終わり 参道の両側に並ぶ

いろいろなお墓を見学しながら

弘法大師御廟に向かいました

弘法大師御廟は右手奥にあります

墓前に生の蓮の花が添えられていました

織田家にゆかりの人が手向けたのでしょうか・・・

 

徳川家康の次男結城秀康の墓所

奥の院には家康公の墓所及び供養塔はなく

金剛峯寺の北側に「徳川家霊台」と言う場所でお祀りされているそうです

前日に金剛峯寺に行ったのに気が付きませんでした(>_<)

雨☔であまり歩けなかった・・・なんて言い訳がましいですね・・・

 

諸大名のお墓が並ぶ中にこんな素朴なお地蔵さんも・・・

御朱印を頂きました

ここでセンターのスタッフの方と参加者10名が解散となりました

何はともあれお勤めを無事に終えることが出来て良かったです(^_^)v

 

自由旅の始まりはブロ友のJFKさんが時間が取れればランチにと

勧めて下さったカフェ梵恩舎へ

横浜出身のご主人とフランス人の奥さんが営んでおられる

インターナショナルオーガニックカフェと言うことでした

奥の院前からバスで小田原通りで下車して

すぐの所にありました

 

入口に慎ましやかな看板とメニュー

店内入り口部分は手作り陶器などが並ぶギャラリーとなっていました

朝の11時前に着いたのでお客は私一人でした

ランチは11時半からとのことで

豆乳ラテとクルミとリンゴのケーキを頂きました(写真を撮り忘れ💦)

しっとりとしてコクのあるケーキが美味しかったです

ランチ前の準備に忙しそうでゆっくりお話は出来ませんでしたが

お二人の交わす会話の中に「ありがとう」「サンキュー」が

たくさん使われていて仲睦ましいご夫婦のやりとりが

微笑ましく感じられました

この後また高野山のケーブルと南海鉄道と市営地下鉄を乗り継いで

新大阪から京都へ行く予定でしたので陶器もサッと見ただけでお店を出ました

 

梵恩舎については偶然にもJFKさんが今日の記事で紹介されておられますので

興味のある方はどうぞご覧ください

https://blog.goo.ne.jp/fujikuma-jun/e/17c2b266d3cd564e05874e55ef1339b6

 

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