曲がり角の向こうに・・・

毎日の暮らしの中でフと心に留まった人やもの、そして風景を描きとめています。 

かなしみはいつも・・・

2020-10-05 | 良い加減介護

昨日、約束の老健施設に面談に行って来ました。 先ずは、これ迄の夫の経過などについて聞かれ、36歳でくも膜下出血で倒れたことから始め、延々と現在に至るまでの経過の説明を丁寧に聞いて頂きました。 又、施設側からは、老健施設はリハビリに力を入れて、自宅に帰れるようにすることを目的にしている施設であることの説明を受けました。 こちらとしては、リハビリで入院前の状態に戻れば自宅介護も視野に入れながら、グループホームも検討する心づもりでいることを話し、入所のための書類に記入提出してきました。 施設内も案内して頂き、清潔で設備も整っていること、丁度お昼時で食堂での昼食の様子も見せて頂き、ひとまず安心できるとの印象を持って帰って来ました。

一昨日、病院へ洗濯物の受け渡しとおやつの差し入れに行った時、ナースステーションにポツンと車椅子に乗せられている夫の姿が見えました。 看護師さんが気を利かせて私の方に車椅子の向きをかえてくれたので、声を掛けて手を振ると、手を振り返してくれました。 顔色も良く元気そうでした。 私のことが分かる!というだけで胸がいっぱいになりました。

そんな夫を、退院後老健施設に送る手続きをしてしまって、いいのか・・・ 頭ではこれが現在のベストの選択と分かっていても・・・ ずっと、悲しい思いをかかえています。

いま、坂村真民さんの詩「かなしみはいつも」を読みながら、心のモヤモヤを乗り越えようとしています・・・

真民さんには、昔「念ずれば 花開く」の言葉に大いに背中を押された思い出もあります。

 

 

 

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14 コメント

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のびたさんへ (のり)
2020-10-06 21:58:32
親身なコメントを頂き有難うございました。 一つ一つ納得できました。 沢山の試練とご苦労を乗り越えていらしたのびたさんの言葉は温かく、心に沁みました。 老々介護が共倒れにならないよう、こらえるところはこらえて、プロの方々の知恵を拝借しながらベストの道を探っていくつもりです。 今日、看護師さんからも同じようなことを言われて、帰って来ました。
 
はい、のびたさんの仰るように、悲しみは心に秘めて、笑顔でありたい・・・です。 

今後ともよろしくご指導ください。
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のりさんへ (のびた)
2020-10-06 14:06:07
私たちの年代 皆さん 哀しみと苦しみを否応も無く乗り越えてきました
哀しみは心に秘めて笑顔が浮かぶようでありたいです
老健施設へ何か所か通い続けていましたが リハビリで期間も限定され あちこちめぐり歩いている利用者さんも居りました
一か所でずっとお世話になれれば良いのに それも難しい現実です
本来は家でずっと介護できれば良いのですが それでは介護疲れ 心のすれ違いで ついには老々介護で共倒れもありますね
ご主人の家に帰りたいとの心情もあるでしょゅうが こらえて最善の道を選んでください
1年前にご主人を亡くされた方は 半年 どこも出ずに
心身衰えそうでした
うたごえに再来することによって 笑顔が浮かぶようになりました
ここに書かれている詩や 絵の創作など どこか心のよりどころも必要ですね
私は歌の世界です ブログに綴れないほどの試練がたくさん でも 笑顔を浮かべていると 少しは心が軽くなります
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こんにちは (のり)
2020-10-06 13:15:07
loveさん、優しいコメントを有難うございました。
気の利いた言葉などより、欲しいのは心がこもった言葉です。 loveさんの素直な励ましの言葉、本当に嬉しいです。 有難うございます。

御主人さまの一周忌に合わせての納骨法要が無事に済んで肩の荷が下りたと同時に、寂しさも一入のことでしょう・・・
 
でも、優しく頼もしい息子さん達のためも、以前のような元気で明るいお母様であり続けて下さい。

コメントを読みながら、私も涙しました・・・
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Unknown (love)
2020-10-06 09:53:41
loveです。

のり様、私は気の利いたことは何も書けません。

でも、泣くことは出来ます。

今も、記事を読みながら、自分の事のように涙が止まりません。

のり様、悲しいときは一緒に泣きましょうね!、

私も、この一年、いっぱい、いっぱい、泣きました。。。
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ミルクさんへ (のり)
2020-10-05 22:54:51
沢山の悲しみを乗り越えていらしたミルクさんならではのコメントを有難うございました。

頭では充分わかっているつもりでも、実際に一人ポツンと車椅子に座っている夫の姿を見ると、心が揺れて痛みます・・

今日も病院へ行って、看護師さんに慰め励まされて帰って来ました。 確かに、家康公が言う通り、「人の一生は、重荷を負うて遠き道をゆくがごとし。 急ぐべからず。」ですね。 今、出来ることを淡々と精一杯やることにいたします。

いつも、応援有難うございます。
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yokoさんへ (のり)
2020-10-05 22:32:10
こんばんは。 
確かに、悲しみをこらえることは容易いことではありません・・・ 

でも、私のために寄り添い、祈って下さる友がいる!と知っただけで力が湧いてくる気がします。 心から感謝です!!

でも、この記事が、亡くなったご主人様を思い出させてしまったとしたら本当にごめんなさい・・・ yokoさんも、未だ堪え切れない悲しみの中にいるのですね・・・ 

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ゆっくんへ (のり)
2020-10-05 22:10:40
真民さんは初めてだったそうですが、彼の奥深さを感じて頂けて嬉しいです!! でも、ゆっくんは悲しみはすべて吐き出すことにしているのですね・・・ 全部吐き出したら、スッキリできるのかなぁ・・・

一昨日は夫が手を振り返してくれただけで満足でした。 自分が強い人間かどうか分かりませんが、自分にできることは精一杯やるしかない・・・と思っています。

いつも、応援して下さって有難うございます!!
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のりさんへ (ミルク)
2020-10-05 21:28:22
こんばんは。
詩や歌に自分を重ねて、納得したり慰められたり。私もありました。
真民さんの詩集、何冊かあり、そういえばよく読みました。独特な言葉ですね。
のりさんの心が揺れるのも、伝わってきます。やはりここは、専門の方にお願いして、
リハビリで回復し、お家でも大丈夫なら、考え直してもいいでしょうし…
様子をみながら、専門の方のアドバイスに従って、考えていきましょう。
のりさんに手をふる様子の、ご主人が想像できて、微笑ましく思いました。
悩みと、悲しみは尽きませんね・・・
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Unknown (yoko)
2020-10-05 20:53:22
のりさん~
こんばんは

悲しみをこらえる事は、容易ではありません。
ただただ、のりさんのことを思い、祈るだけです。
ご主人様も、お若い時からお辛かったでしょうね!

何も言葉が見つかりません・・
私の夫も、ご主人様と同病でした。
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Unknown (ゆっくん)
2020-10-05 20:12:46
こんばんは。
真民さんの詩は、初めて読みました。
奥が深いです。
悲しみは、全部吐き出してしまうと言う考えに変えています。

人は、色々な事を乗りきって生きています。
楽しい事より、苦しい事、悲しい事

ご主人様が車いすから、手を振られてよかったですね。
コロナが無かった、そばで話せるのに・・・

のりさんは、強い人だと思います。😀
リハビリ後、ご主人様が我が家に早く帰られる事を祈っております。
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ベルさんへ (のり)
2020-10-05 14:16:54
はい、少しづつですが入院当時より回復しているのを感じます。 このまま、回復していってくれることを祈っていますが、それは多分夢・・・
状況を見ながら、ケアマネさんはじめ施設スタッフの方々、包括支援センターのスタッフさんなどと相談していこうと思っています。
いつもご心配していただき、有難うございます!
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星光輝さんへ (のり)
2020-10-05 14:10:31
こんにちは。
真民さんの詩が星さんの心に届いて嬉しいです。 
深いです・・・ 力にしています・・・
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こんにちは (ベル)
2020-10-05 13:02:52
少しずつ回復してますね
これからのことも色々と心配
何が最善ってのはなかなか答えは出ないと思いますが
少しずつでも前向きに治療してその都度いい方法を皆さんで話しててきめていくしかないのかなと思います
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Unknown (星光輝)
2020-10-05 12:30:20
坂村真民さんの詩「かなしみはいつも」
素敵な詩ですね

「かなしみは いつも枯らしては ならない」
かなしみを通し
強くなったり優しくなったりするのですね

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