曲がり角の向こうに・・・

毎日の暮らしの中でフと心に留まった人やもの、そして風景を描きとめています。 

会えなかった日々を取り戻すかのように

2021-11-14 | 良い加減介護

夫は点滴のみで

命をつなぎ2週間が過ぎました

面会に行って

私の顔を認めると

微笑み

言葉にならない声を発して

話しかけてきます

「そうなの」「よかったね」『分かったよ」など

と答えると満足そうな表情を

見せます

看護師さんはじめ介護にあたって下さるスタッフのみなさんは

『やはり、お母さんだとこんなに良い表情を見せるのね。

これまで声など聞いたことが無かったのに・・・』

と行く度にスタッフ同士言いながら頷いています・・・

 

その言葉を聞くたびに 胸が痛みます・・・

 

おとうさん 気が済むまでこの二人の時間を楽しみましょうね・・・

 

昨日から夫はスタッフルームの隣の

個室に移されました・・・

 

                    

 

友人がご自分のお母さんの話を聞かせてくれました

夫と同じく点滴のみで20日ほど過ごした後に

急に『タラ鍋が食べたい』と言い出して

友を慌てさせ

『美味しい‼』と言って食べてから

グングン良くなり

何とその後2年も生きた・・・と

本当に人の命は不思議に満ちています

 

                    

 

今日の振り返り記事はバリスケッチの話です

当時の夫の介護問題も載っております

祈りの島バリの絵と共に

ご覧頂けると嬉しいです

 

 
思い出のスケッチ旅 ― バリ(3)ー最終回
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最後までお読み頂き有難うございました

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