駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

すぐれもの

2010年10月10日 | ドラム&パーカッション
10月8日、カフェサイモンでのSOUL FINGERライブレポ第2弾ですよん。
今回は、このブログのテーマでもあり、オレが単にドラムバカですよという証しでもありまして、このライブで一番の目玉っちゅうか興奮したことを書きま~す。

冒頭の画像は、今回のセット。
久々の登場の赤いTAMAちゃん。
ちっちゃくて赤いので、「あかねちゃん」とも呼んでます。へへへ。
かつてのTAMAの名器と呼ばれた「スーパースター」で、サイズはバスドラ18インチ、フロアタム14インチ、タム12インチの3点セット。
ホントはもう1個10インチのタムがあるんだけど、このセットは3点がかっこいい。
もう購入してから30年近く(キャ~!)になります。
当時、自分がバイトしてたあるお店にしばらく置いておいたら傷だらけになっちゃいました(涙)。。。ゴメンネ。
主にJAZZメインで使用していたんだけど、最近はあまり出番がありませんでした。
サイモンさんでは、「SOUL FINGER」の前身であるバンド「J&R」で最初の頃使用しました。
バスドラのサイズが小さいので、パワーの点でどうしてもロックよりもジャズ系になりがちなんです。

ジャズドラムとロックドラムの一番の違いは、バスドラの使い方であります。
8ビート中心のロックでは、バスドラはリズムの基本であり推進力となるわけですが、4ビートジャズの場合はトップシンバルとハットでリズムキープして、バスドラはタムの延長として使う場合が多い。
なのでチューニングはタムのようにフロントヘッドは穴を開けないで、ミュートも少なめにして「ドーン」と鳴らすことが多いんですね。

しかし、今回あえてポップス&ロックンロール中心の8ビートの世界に持ってきたのにはわけがあります。
それは、このすぐれものを試したかったから。

バスドラをリフトアップするためのアタッチメント。
いろいろと調べて、MAPEXから商品化されていることを知り購入しました。
この18インチのサイズの場合、床に直置きするとペダルのビーターの位置がヘッドの中心より上面に当たるので、音の抜けの面で物足らなさを感じます。
そこでこのアタッチメントを使用すると、ビーターの位置が中心に来るというわけ。
このように取り付けまして(画像)

ビーターの位置がここ(画像)

この黒いドットの上面の塗装がはがれているところが、今まで直置きしていた時にビーターが当たっていた位置で、今回はヘッドの中心位置に当たっています。
この7~8センチ程度の差が、バスドラの能力を損なわずにアタックをより強力に引き出すヒミツというわけ。
なので今回はフロントヘッドに大きめの穴をあけたヘッドを装着し、毛布のミュートも入れて、「ドスドス」というロックの音色を作りました。
しかもペダルはツインペダルを持ってきて、完全にロックスタイル。へへへ。
バスドラがリフトアップされた姿はこんな感じ(画像)

実は、浮き上がらせて蹴るということで、安定性という点で多少の不安があったわけですが、今回の演奏で全くその心配も杞憂に終わりホッとしました。
周囲のメンバーやお客さんからも、「バスドラが来てたよ!」って嬉しい反応をいただきました。
ヤッタ~!うひょ~。

ただし、このアタッチメントは「バスドラの音量を上げる魔法の器具」じゃないでね。
「バスドラの能力を損なわずいかんなく発揮させるための器具」であります。
でかい音量を出す場合には「強く踏む」。これ鉄則ね。
それと、タムをバスドラに直接マウントする場合には、高さが変わってしまうので注意しないといけませんね。
ま、3点セットはタムをスネアスタンドでセッティングするのが一番かっこいいよね!
セットを上から見るとこんな感じ。
コメント
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